テーマ:ファンタジー・海外

妖精の女王1 ☆☆☆☆

(妖精の女王1 / エドマンド・スペンサー / ちくま文庫 2005) 16世紀末の英国の詩人スペンサーの代表作である大長編叙事詩「妖精の女王」の、ちくま文庫版全4巻の第1巻です。 本作は当時のイングランドのエリザベス女王に捧げられたもので、タイトルの「妖精の女王」はエリザベス女王を指し、「妖精の国」は故郷イングランドを、登場す…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

オズの魔法使い ☆☆☆☆☆

(オズの魔法使い / ライマン・フランク・ボーム / ハヤカワ文庫NV 1994) 現代ファンタジーの古典(若干、言辞矛盾があるような気がしますが(^^;)、『オズ』シリーズの第1作です。 少女ドロシーは、カンザスの大草原の小さな家(違)で、ヘンリーおじさん、エマおばさん、犬のトトと一緒に暮らしていました。ある日、竜巻に襲わ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ディスクワールド騒動記1 ☆☆☆

(ディスクワールド騒動記1 / テリー・プラチェット / 角川文庫 1991) スラップスティック・ファンタジー『ディスクワールド』シリーズの第1巻です。とはいえ、邦訳されているのは、この第1巻だけ(^^; このシリーズ、本国イギリスでは、作者プラチェットが2015年に亡くなるまで、41作が刊行されている大人気シリーズです。やはり…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

魔道師の杖 ☆☆☆

(魔道師の杖 / ヴィクター・ケラハー / 現代教養文庫 1989) 現代教養文庫版『A&Fシリーズ』の1冊。 作者ケラハーは、オーストラリアのファンタジー作家で、本書が日本への初紹介だそうです(その後、ジュブナイル向けのファンタジーが何冊か邦訳されているようです)。オーストラリアのファンタジー作家と言えば、『ウィラン・サーガ』…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

凍結都市 ☆☆☆

(凍結都市 / D・アースコット&D・J・マール / 現代教養文庫 1988) 現代教養文庫版A&F(アドベンチャー&ファンタジー)シリーズの第1巻です。しかし、華々しいはずの第1回配本分のはずが、無名の作家の、えらく地味な作品が選ばれた理由は、よくわかりません(^^; 少年トム(たぶん13~14歳くらい?)は、幼いころに生…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ナーダ王女の憂鬱 ☆☆☆☆☆

(ナーダ王女の憂鬱 / ピアズ・アンソニイ / ハヤカワ文庫FT 2005) 『魔法の国ザンス』の第16巻です。 前巻で、グロスクラウト教授をはじめとした悪魔族がひそかに進めていたプロジェクトが、今回のストーリーのメインとなります。それは、ザンスを舞台にしたコンピューターRPG『コンパニオン・オブ・ザンス』でした(アメリカでは実…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

魔法の世界の夜明け ☆☆☆☆

(魔法の世界の夜明け / アンドレ・ノートン / 創元推理文庫 1977) 『ウィッチ・ワールド・シリーズ』の第5巻、邦訳としては最終巻です。原書では、さらにシリーズは続いているわけですが、サイモン・トリガース一家をめぐるエピソードは、この巻で大団円を迎えるということです。 実は、順番を勘違いしており、第4巻「魔法の世界の幻術」…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

アードネーの世界 ☆☆☆☆

(アードネーの世界 / フレッド・セイバーヘーゲン / ハヤカワ文庫SF 1983) 「西の反逆者」、「黒の山脈」に続く、『東の帝国』三部作の最終巻です。 最終戦争のはるか後、魔法が支配する北米大陸を舞台にした、悪辣な“東の帝国”と、“西の反逆者”こと自由民との戦いに(いや、それ以上に地球的規模の決戦に)、終止符が打たれます。こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

五つの壺 ☆☆☆

(五つの壺 / 紀田 順一郎&荒俣 宏:編 / ハヤカワ文庫FT 1979) ハヤカワ文庫FT初期の(No.7です)、あまり売れなかった(笑)『ファンタジイ傑作集』第1巻です。 英国伝統ゴースト・ストーリーの達人M・R・ジェイムズが書いた唯一のメルヘン風ファンタジイ「五つの壺」と、「北風のうしろの国」、「リリス」等で知られるジョ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

プール・オブ・ダークネス 幽閉されたフラン ☆☆☆☆

(プール・オブ・ダークネス 幽閉されたフラン / J・M・ウォード&A・K・ブラウン / 富士見文庫 1993) 『ムーンシェイ・サーガ』や『アイスウィンド・サーガ』と同じく、RPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の舞台となる世界、“フォーゴトン・レルム”を舞台にしたファンタジー小説の一つ。実は、本書に先立つ出来事として書かれた「プー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

妖魔と二剣士 ☆☆☆☆

(妖魔と二剣士 / フリッツ・ライバー / 創元推理文庫 2005) “剣と魔法”のヒロイック・ファンタジー、『ファファード&グレイ・マウザー・シリーズ』の第4巻です。 第3巻まで(「魔の都の二剣士」、「死神と二剣士」、「霧の中の二剣士」)は、80年代後半に読んでいたのですが、その後、訳書の刊行が20年以上中断していました。よう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

魔道士の魂1 ―消えゆく魔法― ☆☆☆

(魔道士の魂1 ―消えゆく魔法― / テリー・グッドカインド / ハヤカワ文庫FT 2005) 『真実の剣』の第5シリーズの第1巻です。 一連の流れが完結して「めでたしめでたし」となっても、すぐに新たな苦難や問題が発生するのが、本シリーズの定番ですが、今回も同じです。 前シリーズ最終巻で、晴れて結婚式を挙げたリチャードとカ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

魔界の盗賊 ☆☆☆☆

(魔界の盗賊 / マイクル・シェイ / ハヤカワ文庫FT 1985) 1983年の世界幻想文学大賞を受賞した、作者の第2長篇(というか、4つの中短篇から成るオムニバス作品集)です。 主人公は、“痩せのニフト”と呼ばれる凄腕の盗賊です。ニフトは、何人かの頼りになる相棒とともに、舞台となる異世界の各地で、人知を超えた事態に巻き込…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

光のかけら ☆☆☆

(光のかけら / ジョン・ガードナー / ハヤカワ文庫FT 1981) ハヤカワ文庫FTの初期バージョンで、ややひねくれた(笑)メルヘン集です。 作者ジョン・ガードナーは、『ハービー・クルーガー』シリーズなど国際謀略小説を書いている人物とは、同姓同名の別人です。こちらのガードナーは、児童文学専業というわけでもなく、ピンチョンやド…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

幻竜秘録5 ―黄昏の十字路― ☆☆☆

(幻竜秘録5 ―黄昏の十字路― / ロバート・ジョーダン / ハヤカワ文庫FT 2005) 『時の車輪』の第10シリーズ「幻竜秘録」の第5巻(最終巻)です。 ストーリーは広がるだけ広がって、この1巻だけで、どこまでどう収拾がつくのだろうかと思っていましたが、ほとんど収拾がつかないまま(笑)、すべては次シリーズへ持ち越されます。こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ムレムの書3 辺境の守護者 ☆☆☆☆☆

(ムレムの書3 辺境の守護者 / ピーター・モーウッド&ダイアン・デュアン / 富士見書房 1991) 異世界ファンタジー『ムレムの書』の第3巻です。1、2巻とは作者が交代し、この巻はピーター・モーウッドとダイアン・デュアンが書いています(この二人、ご夫婦だそうです)。第2巻までのフォーセット&ランダルは、邦訳作品が他にありません…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ムレムの書2 クラグスクロウの勇者 ☆☆☆☆

(ムレムの書2 クラグスクロウの勇者 / ビル・フォーセット&ニール・ランダル / 富士見文庫 1991) 異世界ファンタジー『ムレムの書』の第2巻――というか、第1部の後半です。 第1巻「タルウェの旅立ち」では、猫型ヒューマノイド種族ムレムが暮らす世界に、謎めいた“東の領主”たちの侵略の手がじわじわと迫る姿が描かれます。“東の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ムレムの書1 タルウェの旅立ち ☆☆☆☆

(ムレムの書1 タルウェの旅立ち / ビル・フォーセット&ニール・ランダル / 富士見文庫 1990) 異世界ファンタジー『ムレムの書』の第1巻です。このシリーズは、ちと変わった構成になっており、全8巻ですが、異なる作家(合作を含む)が2巻ずつ書いており、同じ世界を舞台にした4つのエピソードに分かれています(なぜか、日本語版では原…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

黒の山脈 ☆☆☆☆

(黒の山脈 / フレッド・セイバーヘーゲン / ハヤカワ文庫SF 1982) 「西の反逆者」に続く、『東の帝国』三部作の第2巻です。 舞台は最終戦争後の北米大陸――トーマスに率いられた自由民を中心とする“西の反逆者”たちは、悪逆非道の東方勢力の西側の拠点である太守エイクマンの砦を打ち破り、もうひとりの太守であるチャップを捕虜…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

アトランティスのこころ(上・下) ☆☆☆☆☆

(アトランティスのこころ 上・下 / スティーヴン・キング / 新潮文庫 2002) 上下巻合わせて1200ページ近い大作ですが、ユニークな構成になっています。上巻は、それだけで1冊の長篇、下巻は4作の中短篇からなっており、それぞれが一応は独立したストーリーになっていますが、一部の登場人物が重複していたり、それぞれの物語が微妙につ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

時の彼方の王冠 ☆☆☆☆☆

(時の彼方の王冠 / ダイアナ・ウィン・ジョーンズ / 創元推理文庫 2005) 大河歴史ファンタジー『デイルマーク王国史』4部作の第4作にして完結編。4作の中で最もボリュームがあり、最終巻にふさわしく、過去の3作の登場人物たちが総登場し、新たな主人公も加わって、現代(!)のデイルマークと200年前のデイルマークを結んだ、それこそ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

蛇の魔術師 ☆☆☆☆

(蛇の魔術師 / グレッグ・ベア / ハヤカワ文庫FT 1988) 「無限コンチェルト」の続編――というか、後半部分です。 ロサンゼルスの高校生マイケルは、作曲家アルノ・ワルティリの遺言に従って、シー(妖精)が暮らす“王国”と呼ばれる異世界にさまよい込み、魔法使いになる訓練を受けた末、王国を揺るがす大事件に巻き込まれた(とい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

影のオンブリア ☆☆☆☆

(影のオンブリア / パトリシア・A・マキリップ / ハヤカワ文庫FT 2005) マキリップの第19長篇で、2003年の世界幻想文学大賞の受賞作です。 中世風の異世界の都オンブリアは、古い歴史を持つ都市であると同時に、その地下には“影のオンブリア”と呼ばれるもうひとつの都市が存在しており、双方を行き来できるのは、その秘密に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ユニコーン作戦 ☆☆☆

(ユニコーン作戦 / デイヴィッド・ビショフ / 現代教養文庫 1989) 異世界冒険ファンタジー『ゲーミングマギ』三部作の第3巻、完結編です。 世界設定などは、第1巻「運命のダイス」、第2巻「亡霊のゲームボード」の記事をご覧ください。 ゲーミング・マギのひとりニルレムは、悪の魔術師ロウリングズに追われ、命からがら異世界(…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ドラゴン探索号の冒険 ☆☆☆☆

(ドラゴン探索号の冒険 / タニス・リー / 現代教養文庫 1990) なんと、タニス・リーのデビュー長篇です。 『平たい地球』シリーズや『パラディスの秘録』のような重厚な耽美派ダーク・ファンタジーのイメージが強いリーですが、「白馬の王子」のようなライトで楽しいユーモア・ファンタジーも書いており、この処女作も、その系列に属するも…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

夏至の魔法 ☆☆☆☆

(夏至の魔法 / 神宮 輝夫:編 / 講談社文庫 1988) 先日ご紹介した「銀色の時」の続編です。「銀色の時」と同じく、1920年代の英国児童文学作品集『ジョイ・ストリート』から傑作を選りすぐったもの。6人の作者による8作品の他、カラーの口絵と詩が4編、収められています。 <カラーポエム> 「オレンジ」(マリアン・アレン…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

幻竜秘録4 ―二つの“塔”の策謀― ☆☆☆☆

(幻竜秘録4 ―二つの“塔”の策謀― / ロバート・ジョーダン / ハヤカワ文庫FT 2005) 『時の車輪』の第10シリーズ「幻竜秘録」の第4巻です。 前巻に引き続き、ほぼ女性陣オンリーの出演で、物語はじっくりと(笑)描かれていきます。 エグウェーンがアミルリン位を務める“小さい塔”の勢力は、ついに敵対するエライダが統率…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ブラッドタイド ☆☆☆☆

(ブラッドタイド / メルヴィン・バージェス / 創元推理文庫 2005) この作者は初読みです。解説によれば、本業はヤングアダルト小説の作家だそうで、純粋なファンタジーは、これが2作目とのこと。しかし、本作は、北欧神話をベースにした重厚かつ血生臭い近未来SF風味も交えたダークなファンタジーです。 解説によれば、元ネタは『エッダ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

星の運命(上・下) ☆☆☆☆

(星の運命 上・下 / ミカエラ・ロスナー / 扶桑社ミステリー 2005) 16世紀前半のイタリア、フィレンツェを舞台にした歴史ファンタジーです。フィレンツェを支配していたメディチ家が共和制政府によって追放され、再び復帰するまでの3年間が、史実をもとに描かれ、実在の人物も多く登場します。他方、メディチ家とルジェイロ家に仕える架空…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

銀色の時 ☆☆☆☆

(銀色の時 / 神宮 輝夫:編 / 講談社文庫 1986) 副題は「イギリスファンタジー童話傑作選」。このジャンルにはあまり詳しくはありませんが、イギリスの児童文学、ファンタジーといえば、ヴィクトリア時代の妖精物語から「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」まで、様々な名作が存在しています。この作品集は、解説によれば、1920年代…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more