猫は鳥を見つめる ☆☆☆

(猫は鳥を見つめる / リリアン・J・ブラウン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1995) 『シャム猫ココ』シリーズの第12作です。 前作で、一度は死んだと思われながら、無事にピカックスへ戻って来たジム・クィララン。自分が相続したクリンゲンショーエン家の敷地を探索していたクィラランは、古びたりんご園の納屋を見つけ、たちまちその雰…
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魔物をたずねて超次元! ☆☆☆

(魔物をたずねて超次元! / ロバート・アスプリン / ハヤカワ文庫FT 2000) ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第8巻です。 前巻のラストで、スキーヴの元師匠にして相棒のオゥズは、書置きを残して姿を消してしまいました。故郷のパーヴ次元へ帰ってしまったのだと考えたスキーヴは、単身(?)、パーヴ次元へ乗り込む…
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薔薇の名前(上・下) ☆☆☆☆

(薔薇の名前 上・下 / ウンベルト・エーコ / 東京創元社 1990) 世界的なベストセラーとなり、映画化もされたエーコの小説第1作です。 かなり前に購入していたのですが、前評判のすごさと分厚さに、時間をとってじっくりと取り組まなければと思い、なかなかまとまった時間が取れないために手が出せないでいました。今回、自由な(?)時間…
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ギャラクシー 上 ☆☆☆☆

(ギャラクシー 上 / フレデリック・ポール、マーティン・グリーンバーグ、ジョセフ・オランダ―:編 / 創元推理文庫 1987) 『ギャラクシー』は、1950年に創刊されたアメリカのSF雑誌ですが、ジョン・キャンベルの『アスタウンディング』などの先行するパルプマガジンと異なり、最初からハイクラスの雑誌として生まれました。そして、初…
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庭師 ☆☆☆

(庭師 / 高瀬 美恵 / 祥伝社文庫 2002) 「アルーマ」、「スウィート・ブラッド」に続く、作者の本格ホラー第3作です。タイトルの「庭師」には「ブラック・ガーデナー」というルビが振られてます(「邪悪な庭師」という意味でしょうか)。 三十路に近い売れないフリーライター、寺内さやかは、先輩作家の気まぐれで一方的に仕事を切ら…
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アルカイック・ステイツ ☆☆☆☆

(アルカイック・ステイツ / 大原 まり子 / ハヤカワ文庫JA 2000) コンパクトで、しかも壮大なワイドスクリーン・バロックです(解説によれば、ヴォークトの「武器製造業者」をイメージしているとか)。 舞台は28世紀。この時代、太陽系は3つの強大な勢力が拮抗し、微妙なバランスの上に力関係が成り立っていました。 一つは、人類…
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白墨の男 ☆☆☆

(白墨の男 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1982) アルレーの異色作です。タイトルの「白墨の男」とは、事故や犯罪の現場で被害者の倒れていた状況を表すために白墨で描かれた人間の輪郭のことです。つまり、「中身がない」人間という意味です。途中で主人公が犯罪に巻き込まれるエピソードがありますから、ジャンルは「ミステリ」とし…
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怪盗ニック登場 ☆☆☆

(怪盗ニック登場 / エドワード・D・ホック / ハヤカワ・ミステリ文庫 2003) 「サム・ホーソーンの事件簿」に並ぶ作者の代表シリーズ、『怪盗ニック』の第1作品集。ハヤカワ版の本シリーズは、日本で独自に編集されたものです。なお、現在では創元推理文庫から、シリーズ全作品を発表順に網羅した「怪盗ニック全仕事」シリーズが発売されてい…
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忍者惑星テラ2 ☆☆☆☆

(忍者惑星テラ2 / 矢野 徹 / ハヤカワ文庫JA 1992) 『連邦宇宙軍シリーズ』の第4巻です。これまで合作していた高橋敏也さんが本業(テクニカル・ライター)多忙となったため、この巻から矢野さんが単独で執筆しています。 第3巻「マーズ・ドラゴン」で、火星を根城にしていた臓器密売団を壊滅させ、火星にあったエリミネーターの…
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こちら魔法探偵社! ☆☆☆

(こちら魔法探偵社! / ロバート・アスプリン / ハヤカワ文庫FT 1999) ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第7巻です。 前巻のラストで、スキーヴの発案により魔法探偵社M・Y・T・H株式会社がディーヴァ市場に設立され、めでたく営業を開始しました。社長は大魔術師ことスキーヴ、オゥズは相談役、秘書はバニー、そ…
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王座の血脈 ☆☆☆☆

(王座の血脈 / デイヴィッド&リー・エディングズ / ハヤカワ文庫FT 2005) 『魔術師ベルガラス』の第3分冊(最終巻)です。 5000年に及ぶベルガラスの物語はいよいよ佳境に入り、邪神トラクと対決する“神をほふる者”の誕生も数世代先に迫ってきています。 前巻「魔術師の娘」で、トラクに仕えるグロリム僧の陰謀で根絶やしにさ…
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悠久の銀河帝国 ☆☆☆

(悠久の銀河帝国 / アーサー・C・クラーク&グレゴリイ・ベンフォード / ハヤカワ文庫SF 2005) クラークとベンフォードという新旧の宇宙SFの第一人者による合作――という触れ込みですが、厳密な意味での合作ではありません。 クラークのデビュー長篇(中篇?)である「銀河帝国の崩壊」(単独の邦訳――本書とは翻訳者が違います――…
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宇宙の果てのレストラン ☆☆☆

(宇宙の果てのレストラン / ダグラス・アダムス / 河出文庫 2005) スラップスティックSF『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズの第2巻です。 前作「銀河ヒッチハイク・ガイド」のラストで、地球誕生(?)の真相を知った"黄金の心"号(無限不可能性ドライブを搭載した銀河唯一の宇宙船)の一行は、元・銀河大統領ゼイフォードの発案で…
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血と薔薇の誘う夜に ☆☆☆

(血と薔薇の誘う夜に / 東 雅夫:編 / 角川ホラー文庫 2005) 日本人作家による『吸血鬼』をテーマとした小説やエッセイを集めたアンソロジー。テーマ別アンソロジーではありますが、『異形コレクション』のような書下ろしではなく、すべて過去に発表されたものです。全部で16作品が収録されていますが、他の短篇集などで読んだことのある作…
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魔法無用の大博奕! ☆☆☆

(魔法無用の大博奕! / ロバート・アスプリン / ハヤカワ文庫FT 1999) ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第6巻です。 ディーヴァの市場を仕切るシンジケートの代表として高給を得ているスキーヴは、賭場を経営するギークの誘いに乗って、ろくにルールも知らない“ドラゴン・ポーカー”に手を出します。軍資金の金貨2…
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あんただけ死なない ☆☆☆

(あんただけ死なない / 森 奈津子 / ハルキ・ホラー文庫 2000) 作者曰く、「変なホラー」だそうです。確かにホラーにしてネタはかなり正統なのですが、いわゆる「奇妙な味」が横溢している印象です。 主人公の四方田緋紗子は、ローズ・マンションの住み込み管理人の仕事をしているバイセクシャルですが、自分でも説明できない不思議な…
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斬首人の復讐 ☆☆☆☆

(斬首人の復讐 / マイケル・スレイド / 文春文庫 2005) スレイドの長篇第6作で、しかも第1作「ヘッドハンター」の真の完結編です。さらに第4作「髑髏島の惨劇」、第5作「暗黒大陸の悪霊」の流れも受け継いでおり(この2作で生き残った(!)主要登場人物も重要な役どころで登場します)、この3作を先に読んでおくことをお勧めします。ま…
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中央プラズマあやうし ☆☆☆

(中央プラズマあやうし / デトレフ・G・ヴィンター&エルンスト・ヴルチェク / ハヤカワ文庫SF 2019) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第597巻。前巻の後半に引き続き、二百の太陽の星にエレメントの十戒が迫ります。 「中央プラズマあやうし」(デトレフ・G・ヴィンター):指揮のエレメント、カッツェンカットが仕掛けた六次…
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時と神々の物語 ☆☆☆☆

(時と神々の物語 / ロード・ダンセイニ / 河出文庫 2005) 荒俣宏さんが訳した「ペガーナの神々」(ダンセイニが初めて出版した作品)をハヤカワ文庫で読んだのは、大学1年の時(たしか)でした。 “始まりの時”よりも前に“偶然”と“運命”が賽を振って勝ったほうがマアナ=ユウド=スウシャイ(今回の新訳ではマーナ=ユード=スーシャ…
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東日流妖異変 ☆☆☆☆

(東日流妖異変 / 篠田 真由美 / 祥伝社文庫 2005) 本格ヴァンパイア伝奇ホラー『龍の黙示録』シリーズの第2巻です。第1巻を読んでから、まる7年が経過していました(汗)。第1巻の細かなストーリーはほとんど忘れていましたが、ストーリー自体は独立していますし、背景となる世界観やおおまかな設定については今回も説明がありますので、…
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