ヘッド・ワイフ ☆☆

(ヘッド・ワイフ / 式 貴士 / 角川文庫 1985) 作者の第6作品集です。式貴士さんに関する詳細は、「イースター菌」の記事をご覧ください。本書にはエロ・グロ・ナンセンス度をパワーアップさせた(笑)短篇9作品と、全体の3分の1を占める「日本一長いあとがき」で構成されています。ちなみに「あとがき」は、第4作品集「連想トンネル」(…
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黒い春 ☆☆☆☆

(黒い春 / 山田 宗樹 / 幻冬舎文庫 2005) 山田宗樹さんは「嫌われ松子の一生」の作者として知っていましたが、読むのは本作が初めてです。本作は作者の第3長篇で、「嫌われ松子~」の前、2000年に書かれたものですが、謎の疫病の蔓延と、それを防ごうとする医師・科学者らが主役で、まさに現在の状況を予言していると言ってもいいかもし…
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黄色い目をした猫の幸せ ☆☆☆☆

(黄色い目をした猫の幸せ / 高里 椎奈 / 講談社文庫 2005) 『薬屋探偵妖綺談』の第2巻です。出版されたのは2番目ですが、書かれたのは第1巻「銀の檻を溶かして」よりも前で、本巻が実質的な第1作だそうです。 主人公3人組(正しくは3妖怪組(^^;)についての詳細は、第1巻の記事をご覧ください。ちなみに本巻の表紙イラストの中…
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試験に出ないパズル ☆☆☆

(試験に出ないパズル / 高田 崇史 / 講談社文庫 2005) 「試験に出るパズル」、「試験に敗けない密室」に続く『千葉千波の事件日記』のシリーズ第3作です。浪人生の語り手“ぴいくん”、身分も外見も浪人(笑)の饗庭慎之介、文武両道のさわやかイケメン高校2年生・千葉千波の3人が出会った奇妙な事件が描かれます。第1作が春から初夏、第…
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法典分子大感染 ☆☆☆

(法典分子大感染 / ペーター・グリーゼ&アルント・エルマー / ハヤカワ文庫SF 2021) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第638巻です。エスタルトゥの力の集合体を舞台に、ヴィーロ航宙士たちの行動が描かれます。 「ゴリム・ステーションの謎」(ペーター・グリーゼ):ヴィーロ船“エクスプローラー”のレジナルド・ブル、“ラヴ…
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眠れる人の島 ☆☆☆☆

(眠れる人の島 / エドモンド・ハミルトン / 創元SF文庫 2005) 「キャプテン・フューチャー」など、スペース・オペラが著名なハミルトンですが、それとは別にハードなアイディアのSF作家、怪奇幻想作家としての顔も有しています。後者の代表作品を集めたのが河出文庫版「フェッセンデンの宇宙」(そのうち登場)ですが、そこから漏れた傑作…
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虎の牙/透明怪人 ☆☆☆

(虎の牙/透明怪人 / 江戸川 乱歩 / 江戸川乱歩推理文庫 1987) 引き続き、乱歩の少年探偵団もので、「怪奇四十面相」の直前に書かれた長篇2作です。こちらは、「怪奇四十面相」や「宇宙怪人」に比べて、比較的まとも(笑)です。 「虎の牙」:世田谷区の屋敷町の空き地で野球をしていた少年たちの前に、奇妙ないでたちの初老の男が現…
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怪奇四十面相/宇宙怪人 ☆☆

(怪奇四十面相/宇宙怪人 / 江戸川 乱歩 / 江戸川乱歩推理文庫 1988) 以前の記事にも書きましたが、ミステリを読み始めた中学時代、乱歩作品で入手できたのは角川文庫版のみでしたが、そこにはジュブナイルものは収録されておらず、タイトルだけは知っていて実物を手に取れない時代が続きました。ですがその後、講談社から出た江戸川乱歩推理…
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魔道士の魂5 ―魂の召喚― ☆☆☆

(魔道士の魂5 ―魂の召喚― / テリー・グッドカインド / ハヤカワ文庫FT 2005) 『真実の剣』の第5シリーズの第5巻(最終巻)です。アンデリスをめぐる政治的駆け引き、地下世界の魔物チャイムが解き放たれたことで生じた魔法の消滅、リチャードの子を身ごもったカーランなど、混迷した状況にそれなりの決着がつきます。 リチャー…
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事件 ☆☆☆☆☆

(事件 / 大岡 昇平 / 双葉文庫 1999) 1978年に第31回日本推理作家協会賞(長篇部門)を受賞した、ドキュメント・タッチの事件小説です(リアルな法廷ミステリとして出色です)。作者の大岡昇平さんは、「俘虜記」「野火」といった戦記文学、「武蔵野夫人」などの作者として知ってはいましたが、ジャンルが守備範囲外(笑)のため、これ…
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時計は三時に止まる ☆☆☆☆

(時計は三時に止まる / クレイグ・ライス / 創元推理文庫 1992) 酔いどれ探偵(?)トリオ(笑)、マローン弁護士、ジェイク、ヘレンの初登場作です。 音楽バンドのリーダー、ディックが恋人と駆け落ちしようとするのを見送ろうとして駅に同行したマネージャーのジェイク・ジャスタスですが、ディックの相手のホリー・イングルハートは…
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乳房美術館 ☆☆

(乳房美術館 / 銀 四郎:編 / 京都書院アーツコレクション 京都書院) かつて「乳房全書」やら「乳房論」やら、対象を「乳房」に絞った本をいくつか読んできました。前者はサブカルチャー視点から「乳房」に関するマニアックかつフェティッシュな知識・情報を集めた百科全書的な本、後者はアカデミックな視点で「乳房」を人類学・比較文化学・宗教…
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罠に落ちた女 ☆☆☆

(罠に落ちた女 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1983) アルレー後期の長篇。 自動車販売会社で事務員をしていたセリーヌは、二十歳も年上の社長ジャン・ラルサン(もちろん妻子持ち)の愛人となり、彼の子も身ごもっています(現在4ヶ月)。ジャンはセリーヌと生まれてくる子供のために、北イタリアのリゾートマンションを購入…
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今日も元気に魔法三昧! ☆☆☆

(今日も元気に魔法三昧! / ロバート・アスプリン&ジョディ・リン・ナイ / ハヤカワ文庫FT 2004) ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第13巻です。前巻に収録された「魔法探偵社のいちばん長い日!」で初めて共作したジョディ・リン・ナイが今回から正式なパートナーとなり、シリーズは続いていきます。本巻は、お試し期…
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ウェディングドレスに紅いバラ ☆☆☆☆

(ウェディングドレスに紅いバラ / 田中 芳樹 / 徳間文庫 1994) ヴァンパイア・テーマの作品集。表題作「ウェディングドレスに紅いバラ」と続編の「星降る夜にダンシング」、単行本化される際に書き下ろされた中篇「ブラッディ・ティーを一杯」の計3作が収められています。 主人公は、“深紅の薔薇結社”(クリムゾン・ローズ・ソサエティ…
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サイボーグ王女 ☆☆☆

(サイボーグ王女 / 豊田 有恒 / 角川文庫 1978) 宇宙パトロール隊員タキイ・テツを主人公とする作品集です。10作品が収録されていますが、最初の7篇は以前に読んだ「アメーバ妖女」の収録作品と重複する"エロチカSF"で、必ず美女(人間ではない)とのベッドシーンが描かれているのが特徴です(作品紹介は、一部「アメーバ妖女」の記事…
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怪盗ニックの事件簿 ☆☆☆

(怪盗ニックの事件簿 / エドワード・D・ホック / ハヤカワ・ミステリ文庫 2003) 『怪盗ニック・ヴェルヴェット』シリーズの第3作品集。第1集「怪盗ニック登場」、第2集「怪盗ニックを盗め」と同じく、日本でのオリジナル編集版です。「価値があるものは盗まない」というニックのポリシーや、レギュラーキャラクターにつきましては、第1集…
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ウパニシャドの修行 ☆☆☆

(ウパニシャドの修行 / H・G・エーヴェルス&H・G・フランシス / ハヤカワ文庫SF 2021) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第637巻です。タウレクの取った強硬措置により故郷銀河にいられなくなったローダンが側近と一緒に去り、テラとろ座銀河を舞台に、新たな動きが始まります。 「ウパニシャドの修行」(H・G・エーヴェル…
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余は如何にして服部ヒロシとなりしか ☆☆☆

(余は如何にして服部ヒロシとなりしか / あせごの まん / 角川ホラー文庫 2005) 作者のデビュー作品集。第12回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作を含め、4篇が収録されています。 「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」:語り手の鍵和田青年は、会社帰りに目を付けた肉感的な女性の後をつけていましたが、相手が幼馴染の…
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二十世紀鉄仮面 ☆☆

(二十世紀鉄仮面 / 小栗 虫太郎 / 扶桑社文庫 2001) 扶桑社文庫版『昭和ミステリ秘宝』の1冊。「失楽園殺人事件」(読んだのは2004年でした(^^;)と合わせて、探偵役・法水麟太郎が登場する中短篇(長篇「黒死館殺人事件」を除く)がすべて収録されています。 法水が登場する中短篇2作以外にも、絶筆である「悪霊」、拾遺篇とも…
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