テーマ:ミステリ・海外

放浪処女事件 ☆☆☆☆

(放浪処女事件 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1983) 『ペリー・メイスン・シリーズ』中期の作品(32作目の長篇のようです)。 ペリー・メイスンは、クライアントのデパート経営者アディスンから、浮浪罪で警察に勾留されている若い娘ベロニカ・デールを身請けするよう依頼を受けます。聞けば、ベロニカはヒッチハイ…
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赤い箱 ☆☆☆

(赤い箱 / レックス・スタウト / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) ネロ・ウルフ・シリーズの第4長篇。ウルフが「毒入りチョコレート事件」(違)に挑み、今回はウルフが「外出する」という珍しいシーン(笑)も見られます。 ニューヨークの一流洋装店マグネヤーで、詰め合わせのお菓子を食べたモデルが死亡します。部屋には他に二人のモ…
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あでやかな標的 ☆☆☆

(あでやかな標的 / ベン・ベンスン / 創元推理文庫 1976) 昨日の「女狩人は死んだ」と同じウェイド・パリスものの1冊です。 マサチューセッツ州の小都市ウェリントンは、シカゴの暗黒街から流れてきた悪徳金融業者オーガスティンに牛耳られており、その影響力は市政や財界、警察上層部にまで及んでいました。ウェリントン市警のマディ…
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女狩人は死んだ ☆☆☆

(女狩人は死んだ / ベン・ベンスン / 創元推理文庫 1976) ベンスンの作品は、これまで代表作「脱獄九時間目」を中学の時に読んだだけでした。凶悪な囚人たちが、隠れてトンネルを掘るなどという面倒な手段を取らず、看守を人質に取って正面突破を図り、警官隊との緊迫したやり取りが描かれた作品でした。作者ベンスンは、マサチューセッツ州警…
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三つの顔 ☆☆☆

(三つの顔 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1980) アルレー中期の長篇で、第1回フランス・サスペンス小説大賞の受賞作だそうです(この賞がどのようなものなのか、調べましたがよくわかりませんでした)。発端こそセンセーショナルな殺人事件ですが、特にリアルタイムで犯罪や捜査が行われるわけではなく、物語は心理サスペンス風に淡…
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とむらいは俺がする ☆☆☆☆

(とむらいは俺がする / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1974) チェイスの初期作品です(邦訳された中では5作目)。 ニック・イングリッシュは無一文から苦労を重ねて成功し、今や一流のプロモーターとして政財界にも影響力を持つ資産家となっています。現在は、新設される病院に自分の名を冠するべく上院議員ボーモントに働きかけ…
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ガラスの鍵 ☆☆☆

(ガラスの鍵 / ダシール・ハメット / 創元推理文庫 1972) 作者ハメットの第4長篇で、「自分が最も愛している作品」というものですが、探偵役のコンチネンタル・オプもサム・スペードも登場しません。 主人公は自称“賭博師”のネド・ボーモンです。彼は、アメリカ東部の都市の暗黒街の顔役の一人ポール・マドヴィッグと親しい仲(配下とい…
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世界をおれのポケットに ☆☆☆

(世界をおれのポケットに / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1974) チェイス中期の長篇です(原書の出版は1958年)。 フランク・モーガンをリーダーとする4人組のギャングは、それまで、実入りはそのれほど多くなくても、比較的安全な仕事(とはいっても酒場強盗やカジノの金庫破りですが)を堅実に(笑)こなしていました。モ…
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貧乏くじはきみが引く ☆☆☆☆

(貧乏くじはきみが引く / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1971) 先日読んだ「幸いなるかな、貧しき者」の2年前に書かれた長篇。プロットも似通った部分があります。 新聞記者ハリー・バーバーは、パーム・シティ警察署長の汚職をすっぱ抜こうとし、署長からの買収も拒否したため、はめられて無実の罪を着せられ、3年半の刑務所生…
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幸いなるかな、貧しき者 ☆☆☆

(幸いなるかな、貧しき者 / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1971) チェイス中期の長篇です(原書の出版は1962年)。 田舎町ピッツヴィルの銀行の支配人が脳卒中で倒れ、支配人代理としてデイヴ・カルヴィンが赴任してきます。デイヴの部下は、真面目だけが取り柄で色気のかけらもないアリス・クレイグだけで、野心家のデイヴは…
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その男 凶暴につき ☆☆☆☆

(その男 凶暴につき / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1972) この後しばらく、チェイス作品の庫入(違)が多くなりますが、某古書市で安く(1冊100~200円)まとめ買いしたからです。 本作は、フロリダの架空の地方都市パラダイス・シティを舞台にした『パラダイス・シティ警察署』シリーズのひとつで、半年前に読んだ「射撃の…
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魔術師を探せ! ☆☆☆☆

(魔術師を探せ! / ランドル・ギャレット / ハヤカワ・ミステリ文庫 2005) 作者ギャレットの代表作『ダーシー卿シリーズ』の日本オリジナル中編集です――とはいっても、長篇「魔術師が多すぎる」は、読んだつもりだったのですが、調べてみると未読でした(^^; どうも「~が多すぎる」シリーズ(シリーズじゃありません)はいくつもあるの…
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幸運な死体 ☆☆☆☆

(幸運な死体 / クレイグ・ライス / ハヤカワ・ミステリ文庫 1982) 酔いどれ弁護士ジョン・J・マローンが活躍(?)するシリーズ第8作。 暗黒街の顔役ビッグ・ジョーが酒場“ハッピー・デイズ”で射殺され、ジョーの愛人アンナ・マリーが現行犯逮捕されます。アンナ・マリーは、“ハッピー・デイズ”の個室でビッグ・ジョーと話していたと…
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思考機械の事件簿3 ☆☆☆

(思考機械の事件簿3 / ジャック・フットレル / 創元推理文庫 1998) 「思考機械の事件簿」第3巻(最終巻)です。 このシリーズの概要や、主役である思考機械ことヴァン・ドゥーゼン教授の人となりについては、1巻、2巻の記事をご覧ください。 本書には、短篇6作品と、思考機械が登場する唯一の長篇「金の皿盗難事件」(作者の長篇第…
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怯えるタイピスト ☆☆☆

(怯えるタイピスト / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1979) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の49作目の長篇です。 急いで大量の文書を作成しなければならなくなったメイスンは、タイピスト協会に臨時のタイピストを派遣してもらうように依頼します。やって来たタイピストは、手際よくタイピングはするものの、どこか落…
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二百万ドルの死者 ☆☆☆

(二百万ドルの死者 / エラリイ・クイーン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1979) クイーンらしからぬ、ハードボイルドなクライム・ストーリーです。作者がハメットかチェイスと聞かされても信じてしまいそうな内容で、登場人物紹介に載っている半数以上が死んでしまいます。 ギャングの老ボス、バーニーは殺し屋に命を狙われていました。若妻…
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サボイ・ホテルの殺人 ☆☆☆

(サボイ・ホテルの殺人 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1982) 『マルティン・ベック・シリーズ』の第6作です。 スウェーデン南部の都市マルメでも高級なサボイ・ホテルで銃撃事件が発生します。スウェーデン財界の大立者パルムグレンが腹心の部下らと夕食中、レストランへ入って来た男に背後から後頭部を撃たれ…
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孤独な女相続人 ☆☆☆

(孤独な女相続人 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1984) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の31番目の長篇です。 メイスンの事務所を訪れたのは、男女の文通仲介雑誌を発行しているロバート・キャドでした(現代で言えば、出会い系サイトの経営者ということになるでしょうか)。出会いを求める女性が料金を払って自己紹…
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猫は夜中に散歩する ☆☆☆

(猫は夜中に散歩する / A・A・フェア / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) タイトルだけ見ると、『シャム猫ココ』シリーズのように思えてしまいますが(笑)、そうではなく『クール&ラム』シリーズの1冊です。しかも今回はラム君がヨーロッパ旅行中で手紙や電話出演すらなく、バーサ・クール女史がまったくの単独で事件に取り組みます(個人的…
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死体銀行 ☆☆☆

(死体銀行 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1985) アルレーの第18長篇。比較的後期の作品です。 作家のマルク・モレルが、ある朝ベッドで目覚めると、下半身をギプスで固められ、見知らぬ家の中で、見知らぬ家族に囲まれていました。マルクは「作家」とは言っても、芸能人などが書く「著作」のゴーストライターなので、名前は…
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死の匂い ☆☆

(死の匂い / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1987) アルレーのデビュー長篇です(その3年後、第2作の「わらの女」が大ヒットすることになります)。市場を意識したのか、舞台はアメリカで登場人物もアメリカ人です。 語り手のステラは18歳、全米に巨大なマーケット・チェーンを持つ大富豪シンクレア・フォールディングの一人…
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馬鹿者は金曜日に死ぬ ☆☆☆

(馬鹿者は金曜日に死ぬ / A・A・フェア / ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1988) 『クール&ラム』シリーズの第11長篇です。 タイトルは、カリフォルニア州では死刑が必ず金曜日に執行される事実(当時?)に由来していて、つまりバレるような殺人を犯す間抜けな奴は捕まって死刑になるよ、ということですね。 クール&ラム探偵事…
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大いなる眠り ☆☆☆☆

(大いなる眠り / レイモンド・チャンドラー / 創元推理文庫 1980) チャンドラーの処女長篇。タイトルの「大いなる眠り」(原題もThe Big Sleep)は、つまり「安らかに眠れ」ということです。 ロサンゼルスに事務所を構える一匹狼の私立探偵フィリップ・マーロウは、かつての上司だった地方検事局捜査課長オウルズからの紹…
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目には目を ☆☆☆

(目には目を / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1990) アルレー版「そして誰もいなくなった」(?)。 なめし皮工場を営むジャンは、派手好きの妻アガットとともに分不相応の贅沢な生活を続けていたために、財政的に行き詰まり、工場も破産寸前となっていました。最後の頼みの綱として、年上の同業者マルセルを頼ろうとします。マ…
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射撃の報酬5万ドル ☆☆

(射撃の報酬5万ドル / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1975) 作者の後期の作品(発表は1970年で、5年後には邦訳されたわけですね)です。 ベトナム戦争では超一流の狙撃手として活躍したジェイ・ベンソンは、除隊して帰国後、理想の女性である若妻ルーシイをめとり、パラダイス・シティ郊外の射撃学校を買収して校長に就任し…
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スピレーン傑作集2 ☆☆☆

(スピレーン傑作集2 / ミッキー・スピレーン / 創元推理文庫 1975) ハードボイルド探偵マイク・ハマーを生み出したスピレーンの短篇集第2集です(第1集を読んだのは、はるか昔の中学生時代(^^;)。ちなみに創元推理文庫では「スピレーン」ですが、マイク・ハマーものなど長篇をすべて出しているハヤカワ文庫では「スピレイン」という表…
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猫は鳥を見つめる ☆☆☆

(猫は鳥を見つめる / リリアン・J・ブラウン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1995) 『シャム猫ココ』シリーズの第12作です。 前作で、一度は死んだと思われながら、無事にピカックスへ戻って来たジム・クィララン。自分が相続したクリンゲンショーエン家の敷地を探索していたクィラランは、古びたりんご園の納屋を見つけ、たちまちその雰…
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白墨の男 ☆☆☆

(白墨の男 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1982) アルレーの異色作です。タイトルの「白墨の男」とは、事故や犯罪の現場で被害者の倒れていた状況を表すために白墨で描かれた人間の輪郭のことです。つまり、「中身がない」人間という意味です。途中で主人公が犯罪に巻き込まれるエピソードがありますから、ジャンルは「ミステリ」とし…
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怪盗ニック登場 ☆☆☆

(怪盗ニック登場 / エドワード・D・ホック / ハヤカワ・ミステリ文庫 2003) 「サム・ホーソーンの事件簿」に並ぶ作者の代表シリーズ、『怪盗ニック』の第1作品集。ハヤカワ版の本シリーズは、日本で独自に編集されたものです。なお、現在では創元推理文庫から、シリーズ全作品を発表順に網羅した「怪盗ニック全仕事」シリーズが発売されてい…
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斬首人の復讐 ☆☆☆☆

(斬首人の復讐 / マイケル・スレイド / 文春文庫 2005) スレイドの長篇第6作で、しかも第1作「ヘッドハンター」の真の完結編です。さらに第4作「髑髏島の惨劇」、第5作「暗黒大陸の悪霊」の流れも受け継いでおり(この2作で生き残った(!)主要登場人物も重要な役どころで登場します)、この3作を先に読んでおくことをお勧めします。ま…
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