テーマ:ミステリ・海外

射撃の報酬5万ドル ☆☆

(射撃の報酬5万ドル / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1975) 作者の後期の作品(発表は1970年で、5年後には邦訳されたわけですね)です。 ベトナム戦争では超一流の狙撃手として活躍したジェイ・ベンソンは、除隊して帰国後、理想の女性である若妻ルーシイをめとり、パラダイス・シティ郊外の射撃学校を買収して校長に就任し…
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スピレーン傑作集2 ☆☆☆

(スピレーン傑作集2 / ミッキー・スピレーン / 創元推理文庫 1975) ハードボイルド探偵マイク・ハマーを生み出したスピレーンの短篇集第2集です(第1集を読んだのは、はるか昔の中学生時代(^^;)。ちなみに創元推理文庫では「スピレーン」ですが、マイク・ハマーものなど長篇をすべて出しているハヤカワ文庫では「スピレイン」という表…
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猫は鳥を見つめる ☆☆☆

(猫は鳥を見つめる / リリアン・J・ブラウン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1995) 『シャム猫ココ』シリーズの第12作です。 前作で、一度は死んだと思われながら、無事にピカックスへ戻って来たジム・クィララン。自分が相続したクリンゲンショーエン家の敷地を探索していたクィラランは、古びたりんご園の納屋を見つけ、たちまちその雰…
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白墨の男 ☆☆☆

(白墨の男 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1982) アルレーの異色作です。タイトルの「白墨の男」とは、事故や犯罪の現場で被害者の倒れていた状況を表すために白墨で描かれた人間の輪郭のことです。つまり、「中身がない」人間という意味です。途中で主人公が犯罪に巻き込まれるエピソードがありますから、ジャンルは「ミステリ」とし…
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怪盗ニック登場 ☆☆☆

(怪盗ニック登場 / エドワード・D・ホック / ハヤカワ・ミステリ文庫 2003) 「サム・ホーソーンの事件簿」に並ぶ作者の代表シリーズ、『怪盗ニック』の第1作品集。ハヤカワ版の本シリーズは、日本で独自に編集されたものです。なお、現在では創元推理文庫から、シリーズ全作品を発表順に網羅した「怪盗ニック全仕事」シリーズが発売されてい…
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斬首人の復讐 ☆☆☆☆

(斬首人の復讐 / マイケル・スレイド / 文春文庫 2005) スレイドの長篇第6作で、しかも第1作「ヘッドハンター」の真の完結編です。さらに第4作「髑髏島の惨劇」、第5作「暗黒大陸の悪霊」の流れも受け継いでおり(この2作で生き残った(!)主要登場人物も重要な役どころで登場します)、この3作を先に読んでおくことをお勧めします。ま…
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ゲー・ムーランの踊子 他 ☆☆☆☆

(ゲー・ムーランの踊子 他 / ジョルジュ・シムノン / 創元推理文庫 1973) おなじみメグレ警部(「目暮警部」ではない(^^;)が活躍する短めの長篇「ゲー・ムーランの踊子」と「三文酒場」の合本版です。当時、創元推理文庫ではフランス作家の合本がよく出ていて、同じシムノンの代表作「男の首」と「黄色い犬」、「13の秘密」と「第一号…
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お熱い殺人 ☆☆☆

(お熱い殺人 / ロバート・L・フィッシュ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1977) ユーモア・ミステリ『殺人同盟』(または『パーシヴァル卿と殺人同盟』)シリーズの第2作です。 第1作「懐かしい殺人」を読んだのは高校時代で、細かなストーリーは忘れ去っていましたが、設定は次のようなものです。年老いて引退した3人のミステリ作家(ミステ…
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黒蠅(上・下) ☆☆☆

(黒蠅 上・下 / パトリシア・コーンウェル / 講談社文庫 2003) 『検屍官ケイ』シリーズの第12作です。 「警告」、「審問」と続いた、“狼男”ジャン・バプティストを初めとするシャンドン・ファミリーとの戦いに、一応の(という留保付きですが)決着がつきます。また、「業火」で死んだはずの、あの人物も生きていたことが判明します。…
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ゼロ時間へ ☆☆☆☆

(ゼロ時間へ / アガサ・クリスティ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1990) 一般的にミステリは、事件が発生するところから始まります。ところが、本作でクリスティが展開したのは、事件の発生をクライマックスとして、そこに至るまでの様々なドラマを描き、サスペンスを盛り上げていくという物語です。ポアロやミス・マープルといったレギュラー探偵…
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バルコニーの男 ☆☆☆

(バルコニーの男 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1975) 「ロゼアンナ」、「蒸発した男」に続く、『マルティン・ベック・シリーズ』の第3作ですが、邦訳されたのは本作が最初です。これまでシリーズは本書を含め前半の5作品を読んでいますが、本作は地味ながら最も警察小説らしいと言えるでしょう。 6月のスト…
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猫はペントハウスに住む ☆☆☆

(猫はペントハウスに住む / リリアン・J・ブラウン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1994) 『シャム猫ココ』シリーズの第11作です。 物語はショッキングな報せがピカックスの町に届くところから始まります。南の都会で乗用車が銃撃されて炎上し、運転手が身元もわからないほど焼け焦げた遺体となって発見されたのですが、その車はピカック…
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クイーン検察局 ☆☆☆

(クイーン検察局 / エラリイ・クイーン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1983) クイーンの第5短篇集(邦訳されている中では4冊目)です。 10~15ページ程度の短い作品が18編収められており、アシモフの「黒後家蜘蛛の会」に相通じる軽めのネタが多いのが特徴です(もちろん、発表年や媒体から言っても、こちらが本家で、アシモフは独自色…
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審問(上・下) ☆☆☆☆

(審問 上・下 / パトリシア・コーンウェル / 講談社文庫 2000) 『検屍官ケイ』シリーズの第11作です。 物語は前作「警告」の直後から始まります。前作の流れをそのまま受け継いでおり、前作と合わせて1篇の長い長篇と言ってもいいかもしれません。当然ながら、ストーリーを紹介すれば前作(および前々作「業火」のネタバレとなってしま…
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無実はさいなむ ☆☆☆☆

(無実はさいなむ / アガサ・クリスティ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1989) 1958年に発表された単発ミステリ。ポアロやミス・マープルといったレギュラー探偵は登場しません。 ある秋の日の夕暮れ、2年ぶりに南極探検から帰国した地理学者キャルガリは、イングランド西部の田園地域に建つサニー・ポイントの屋敷を訪れます。この見知…
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二千万ドルと鰯一匹 ☆☆☆

(二千万ドルと鰯一匹 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1984) アルレーお得意の“悪女”もののサスペンス。 派遣看護婦のヘルタは、もうすぐ40歳になるベテランですが、その特殊な技術と才能により、上流社会の一部で確固たる評判を築いていました。ヘルタは、患者の家族の依頼を受けて、既に9人の患者に天命よりも早めの死をもた…
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蒸発した男 ☆☆☆☆

(蒸発した男 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1977) 「ロゼアンナ」に続く『マルティン・ベック・シリーズ』の第2作です。 本シリーズは、代表作「笑う警官」(第4作)以来、あまり発表順を気にせず読んできましたが、個々の事件は独立しているものの、ベックの家庭をはじめとして刑事たちの私生活に関するドラマも…
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倍額保険 ☆☆☆

(倍額保険 / A・A・フェア / ハヤカワ・ミステリ文庫 1978) 『クール&ラム』シリーズの第5作です。本作の途中で、ラムは事務所の雇い人から共同経営者へ(なかば強引に)昇格することになります。 休日に釣りを楽しんでいたバーサとラムは、隣で釣っていた老医師デヴァレストと知り合い、ある事件の捜査を依頼されます。デヴァレス…
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殴られたブロンド ☆☆☆

(殴られたブロンド / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1988) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の第25長篇(1944年発表)です。 メイスンの事務所に現れたブロンドの若い女性ダイアナ・レジスは、部屋着にコートを羽織っただけという姿で、右目の周りにひどいあざをこしらえていました。ダイアナは、ジェイスン・バーツラ…
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人魚とビスケット ☆☆☆☆

(人魚とビスケット / J・M・スコット / 創元推理文庫 2001) たまたま見かけて購入するまで、まったく知らなかった作家さんで作品ですが、マニアの間で“幻の名作”と言われた作品の新訳・再刊だそうです。創元推理文庫では「ミステリ」に分類されているにも関わらず、先日読んだハヤカワ文庫版「冒険・スパイ小説ハンドブック」では、海洋冒…
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警告 ☆☆☆

(警告 / パトリシア・コーンウェル / 講談社文庫 1999) 『検屍官ケイ』シリーズの第10作です。 ストーリーを紹介すると、いきなり前作「業火」の大ネタバレになってしまいますので、未読のかたはご注意ください。 最愛のベントン・ウェズリーを爆弾テロで喪ったケイ・スカーペッタは、悲しみと喪失感を紛らす…
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蛇の形 ☆☆☆☆

(蛇の形 / ミネット・ウォルターズ / 創元推理文庫 2004) ウォルターズの第7長篇です。 ロンドンの下町、グレアム・ロードで、ある雨の晩、この通りの唯一の黒人住人、アン・バッツが瀕死の状態で倒れているのを、通りかかった同じ集合住宅の住人、ハイスクール教師のミセス・ラニラが発見します。救急車を呼ぶ間もなくアンは絶命し、…
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緑色の眼の女 ☆☆☆

(緑色の眼の女 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の第42長篇。 メイスンの事務所に現れた依頼人はシルヴィア・アトウッドといい、緑色の眼が特徴的な隙のなさそうな若い女性でした。シルヴィアの父ネッド・ベインは心臓を悪くして伏せっていますが、昔の仕事仲間のフリッチという…
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理想的な容疑者 ☆☆☆

(理想的な容疑者 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1988) アルレーの第20長篇。 売れない教養書を執筆して糊口をしのいでいるミシェルは、最初の妻と離婚した後、旅行先のウィーンで奔放な若い女性アニェスと出会い、情熱的な恋に落ちて同棲を始めます。しかし、最初に燃え上がった愛(というよりも情欲?)の炎が収まるにつれ…
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エラリー・クイーンの国際事件簿 ☆☆☆

(エラリー・クイーンの国際事件簿 / エラリー・クイーン / 創元推理文庫 2005) 巨匠エラリー・クイーンは、二人二役(笑)のミステリ作家以外にも、ミステリ研究家、ミステリ雑誌編集者(EQMM=「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の創刊者兼編集者)、アンソロジスト(「クイーンの定員」など、手がけたユニークなアンソロジー…
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殺人は容易だ ☆☆☆☆

(殺人は容易だ / アガサ・クリスティ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1978) クリスティの長篇第25作。ポアロやミス・マープルなどのレギュラー探偵は登場しません。 東洋の植民地勤務からイギリスへ帰国した駐在警察官ルークは、ロンドンへ向かう列車のコンパートメントで同席したラヴィニアという老婦人から、奇妙な話を聞かされます。彼…
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アイリッシュ短編集6/ニューヨーク・ブルース ☆☆☆☆

(アイリッシュ短編集6/ニューヨーク・ブルース / ウィリアム・アイリッシュ / 創元推理文庫 1988) 創元推理文庫版「アイリッシュ短編集」の第6巻(最終巻)です。 ユーモラスなものから感動もの、ダウンビートなものまで、バラエティに富んだ13篇が収められています。 「三時」:妻が昼間から男を自宅に引き込んで密会している…
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光る指先 ☆☆☆

(光る指先 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1986) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の邦訳第37作。中期の長篇です。 ペリー・メイスンの事務所を訪れた見習い看護婦ネリーは、殺人を阻止する方法を教えてほしいと訴えます。彼女は今、ネイサン・ベインというプロダクションの社長に雇われて、交通事故で寝たきりになっ…
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クリスマス・プディングの冒険 ☆☆☆

(クリスマス・プディングの冒険 / アガサ・クリスティ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) クリスティの短篇集としては14冊目で、かなり晩期の出版です(英国で1960年の刊行)。 ポアロもの5篇、ミス・マープルもの1篇、合わせて6篇が収められています。 「クリスマス・プディングの冒険」:拾遺集(?)「マン島の黄金」に収…
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闇の絆 ☆☆☆

(闇の絆 / グロリア・マーフィー / 二見文庫 1989) 作者の日本初紹介作(だと思います)。 先日読んだ「闇に潜む眼」と同じく、ガイドブックで「サイコホラー」として紹介されていたため、手に取ったものですが、やはりこちらもスーパーナチュラルな要素はなく(微妙に暗示されている要素はありますが)、ストーカーもののバリエーションに…
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