テーマ:ミステリ・海外

死神に愛された男 ☆☆☆

(死神に愛された男 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1986) アルレー後期の長篇です。 パリのファッション業界屈指のモラティエ商会に努めるデザイナー、ポール・ラティノは、真面目な目立たないタイプでしたが、それなりに仕事はでき、社長夫人フランソワーズに才能を評価されていました。また、ポールは、幼馴染で田舎から一緒…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

奇商クラブ ☆☆☆

(奇商クラブ / G・K・チェスタトン / 創元推理文庫 1977) 『ブラウン神父』に先立ち、作者チェスタトンが初めて手を染めたミステリ作品集「奇商クラブ」の6篇に加え、中篇「驕りの樹」と短篇「背信の塔」が収められています。 「奇商クラブ」とは、まったく新たなアイディアに基づく新商売(しかも、それだけで生活するに足る収入が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

用心ぶかい浮気女 ☆☆☆☆

(用心ぶかい浮気女 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1984) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の比較的中期の作品(第34長篇で、原書の発表は1949年)です。 車に当て逃げされて重傷を負ったボブ・フィンチリーの依頼を受け、メイスンはドレイク探偵社の名前で、フィンチリーの事故の目撃情報(特に相手の車のナンバ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

黒頭巾の孤島 ☆☆☆

(黒頭巾の孤島 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1984) アルレー中期の作品。主人公は作者お得意の“悪女”ではなく、“巻き込まれ型”ヒロインです。 19歳のテレザ・ケルン(愛称タガ)は、早くに母と死に別れ、スイスのボードリ=ドロール修道院の寄宿学校で過ごしていました。父のディエターは仕事(詳細は不明)で世界中を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

黄金の13/現代篇 ☆☆☆

(黄金の13/現代篇 / エラリー・クイーン:編 / ハヤカワ・ミステリ文庫 1979) ミステリ作家であるばかりでなく編集者・アンソロジストとしても第一人者だったクイーンが、エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)誌上で、1945年から1956年まで+飛んで1961年の13回にわたって開催された短篇ミステリコンテスト…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

片目の証人 ☆☆☆

(片目の証人 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) 『ペリー・メイスン・シリーズ』中期の長篇です(原書の発表は1950年)。 ペリー・メイスンが秘書のデラ・ストリートとレストラン“金の鵞鳥”で食事をしていると、電話の呼び出しがかかります。ここは初めての店で、ふたりが“金の鵞鳥”にいることはポール・ド…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

楽園の骨 ☆☆☆

(楽園の骨 / アーロン・エルキンズ / ミステリアス・プレス文庫 1997) 『スケルトン探偵』シリーズの第9作です(邦訳では8作目)。 今回は、主人公ギデオン・オリヴァー教授と協力するFBI特別捜査官ジョン・ロウの親族に事件が起き、南国タヒチ(これがタイトルの由来ですね)に赴いたギデオンとジョンが非公式の(笑)捜査に取り…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

黒い金魚 ☆☆☆

(黒い金魚 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1990) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の比較的初期の長篇です。ここのところ本シリーズが続いているのは、ブックオフの100円コーナーでまとめ買いしたからです(^^ 秘書のデラ・ストリートと私立探偵ポール・ドレイクと3人でレストランで食事をしていたペリー・メイス…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

歌うスカート ☆☆☆

(歌うスカート / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1980) 『ペリー・メイスン・シリーズ』後期の長篇(発表は、昨日の「氷のような手」の3年前です)。 今回の依頼人は、見事な脚線美の持ち主(「幸運な足の娘」ではない)で、そのことをあからさまにアピールして見せるエレン・ロッブでした。エレンは“大きな納屋”とい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

氷のような手 ☆☆☆☆

(氷のような手 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1983) 『ペリー・メイスン・シリーズ』後期の長篇。 メイスンの事務所に現れたオードリーと名乗る妙齢の女性は、高額な大穴の馬券を差し出し、もし当たったら代わりに換金してくれるよう依頼してきます。興味と不審をおぼえたメイスンは、秘書のデラと競馬場へ出かけます…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

猫は山をも動かす ☆☆☆

(猫は山をも動かす / リリアン・J・ブラウン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1995) 『シャム猫ココ』シリーズの第13作です。今回、舞台はピカックスを離れ、スパッズボロ(英語で「ジャガイモ自治区」(^^;)のビッグ・ポテト山とリトル・ポテト山が舞台となります。タイトルでココが動かす「山」は、物理的には「山が描かれた絵」なのですが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

死体は散歩する ☆☆☆☆

(死体は散歩する / クレイグ・ライス / 創元推理文庫 1989) 酔いどれ弁護士ジョン・J・マローンと、ジェイクとヘレンのおしどり(?)コンビが活躍するシリーズの第2作です。「大はずれ殺人事件」の前作に当たり、当然ながらジェイクとヘレンはまだ結婚していません(何度も「今日こそは結婚の手続をしよう」と決意するのに、そのたびに邪魔…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

テロリスト ☆☆☆☆

(テロリスト / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1983) 『マルティン・ベック・シリーズ』の第10作(最終巻)です。本巻をもって、「ロゼアンナ」から続いた、ストックホルム警察のマルティン・ベックと同僚たちの10年間を描くシリーズは終了となります。 本作も「密室」や「警官殺し」と同様、無関係と思われた複数…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

警官殺し ☆☆☆☆

(警官殺し / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1983) 『マルティン・ベック・シリーズ』の第8作です。もともと全10作を予定して完結したシリーズですから(作中でも10年が経過します)、本書を含めて残り2作です。それだけに、今回は第1作「ロゼアンナ」、第2作「蒸発した男」の犯人が登場するなど、過去作品のネタ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

怪盗ニックを盗め ☆☆☆

(怪盗ニックを盗め / エドワード・D・ホック / ハヤカワ・ミステリ文庫 2003) 『怪盗ニック・ヴェルヴェット』シリーズの第2巻です(第1巻と同じく、日本で独自に編集されたもの)。ニックのキャラクターや設定などは、第1巻の記事をご覧ください。今巻では、敵役(?)のウェストン警部は登場しません。 相変わらず“価値のないもの”…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

密室 ☆☆☆☆

(密室 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1983) 『マルティン・ベック・シリーズ』の第8作です。 前作「唾棄すべき男」のラストで、犯人に胸を銃撃されたマルティン・ベックは、命は取り留めたものの15か月もの間、リハビリと療養生活を送らなければなりませんでした。離婚して独身に戻っていたベックは、孤独で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

不安な遺産相続人 ☆☆☆

(不安な遺産相続人 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1978) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の後期の長篇。実は、創元推理文庫から出ている「怯えた相続人」と同じ作品です。このシリーズは、創元版とハヤカワ版でタイトルが微妙に異なって出ているケースがあるので、気を付けましょう(「すねた娘」と「怒りっぽい女」など ←…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

象牙の塔の殺人 ☆☆☆☆

(象牙の塔の殺人 / アイザック・アシモフ / 創元推理文庫 1988) アシモフが書いた現代ミステリ初の長篇です。アシモフと言えば、「鋼鉄都市」、「はだかの太陽」などのSFミステリ、「黒後家蜘蛛の会」や「ユニオン・クラブ綺談」などの軽めのミステリ短篇集を何冊も出していますから、現代ミステリ長篇でも期待大です。そして、期待は裏切ら…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ハメット傑作集1 ☆☆☆

(ハメット傑作集1 / ダシール・ハメット / 創元推理文庫 1978) ハードボイルド小説の元祖ハメットの、日本オリジナル編集の作品集「ハメット傑作集」の第1巻です。解説によれば、全4巻が予定されていたようですが、実際には2巻までしか刊行されていません。 本巻には、“名無しのオプ”ことコンティネンタル・オプ(コンティネンタル探…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ドーヴァー1 ☆☆☆

(ドーヴァー1 / ジョイス・ポーター / ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1986) 史上最低・最悪の探偵(笑)と呼ばれるドーヴァー警部の初登場作です。ドーヴァー警部の登場作品は、ハヤカワミステリ文庫から「切断」、「奮闘」、「誤算」の3作品が出ており(「切断」のみ高校時代に読んでいますが、他の2冊は未読で順番待ち(^^;)、残りは…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

死人の鏡 ☆☆☆☆

(死人の鏡 / アガサ・クリスティ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1987) エルキュール・ポアロものの中短篇4作を収録した作品集で、原書はクリスティの8冊目の短篇集だそうです。収録作品はいずれも創元推理文庫版「クリスティ短篇全集」の4巻(「砂にかかれた三角形」)、5巻(他の3篇)に収録されており、中学時代にすでに読んでいました。も…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

唾棄すべき男 ☆☆☆☆

(唾棄すべき男 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1982) 『マルティン・ベック・シリーズ』の第7作です。 ストックホルム警察のニーマン主任警部は、持病(明記されていませんが、消化器系の腫瘍らしい)が悪化してマウント・サバス病院に入院していましたが、深夜、病室に侵入した何者かに惨殺されます。凶器は銃…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レモン色の戦慄 ☆☆☆☆

(レモン色の戦慄 / ジョン・D・マクドナルド / 角川文庫 1983) 『トラヴィス・マッギー・シリーズ』の第16長篇です。 とはいっても、現代では、フロリダの“もめごと処理屋”トラヴィス・マッギーをご存じのかたは少ないでしょう(^^; 藤原宰太郎さんの「世界の名探偵50人」の一人ではあるのですが、日本では不遇のようです。なん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

放浪処女事件 ☆☆☆☆

(放浪処女事件 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1983) 『ペリー・メイスン・シリーズ』中期の作品(32作目の長篇のようです)。 ペリー・メイスンは、クライアントのデパート経営者アディスンから、浮浪罪で警察に勾留されている若い娘ベロニカ・デールを身請けするよう依頼を受けます。聞けば、ベロニカはヒッチハイ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

赤い箱 ☆☆☆

(赤い箱 / レックス・スタウト / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) ネロ・ウルフ・シリーズの第4長篇。ウルフが「毒入りチョコレート事件」(違)に挑み、今回はウルフが「外出する」という珍しいシーン(笑)も見られます。 ニューヨークの一流洋装店マグネヤーで、詰め合わせのお菓子を食べたモデルが死亡します。部屋には他に二人のモ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

あでやかな標的 ☆☆☆

(あでやかな標的 / ベン・ベンスン / 創元推理文庫 1976) 昨日の「女狩人は死んだ」と同じウェイド・パリスものの1冊です。 マサチューセッツ州の小都市ウェリントンは、シカゴの暗黒街から流れてきた悪徳金融業者オーガスティンに牛耳られており、その影響力は市政や財界、警察上層部にまで及んでいました。ウェリントン市警のマディ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

女狩人は死んだ ☆☆☆

(女狩人は死んだ / ベン・ベンスン / 創元推理文庫 1976) ベンスンの作品は、これまで代表作「脱獄九時間目」を中学の時に読んだだけでした。凶悪な囚人たちが、隠れてトンネルを掘るなどという面倒な手段を取らず、看守を人質に取って正面突破を図り、警官隊との緊迫したやり取りが描かれた作品でした。作者ベンスンは、マサチューセッツ州警…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

三つの顔 ☆☆☆

(三つの顔 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1980) アルレー中期の長篇で、第1回フランス・サスペンス小説大賞の受賞作だそうです(この賞がどのようなものなのか、調べましたがよくわかりませんでした)。発端こそセンセーショナルな殺人事件ですが、特にリアルタイムで犯罪や捜査が行われるわけではなく、物語は心理サスペンス風に淡…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

とむらいは俺がする ☆☆☆☆

(とむらいは俺がする / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1974) チェイスの初期作品です(邦訳された中では5作目)。 ニック・イングリッシュは無一文から苦労を重ねて成功し、今や一流のプロモーターとして政財界にも影響力を持つ資産家となっています。現在は、新設される病院に自分の名を冠するべく上院議員ボーモントに働きかけ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ガラスの鍵 ☆☆☆

(ガラスの鍵 / ダシール・ハメット / 創元推理文庫 1972) 作者ハメットの第4長篇で、「自分が最も愛している作品」というものですが、探偵役のコンチネンタル・オプもサム・スペードも登場しません。 主人公は自称“賭博師”のネド・ボーモンです。彼は、アメリカ東部の都市の暗黒街の顔役の一人ポール・マドヴィッグと親しい仲(配下とい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more