迷宮の暗殺者 ☆☆☆☆

(迷宮の暗殺者 / デイヴィッド・アンブローズ / ヴィレッジブックス 2004) 作者の4冊目の邦訳です(これまでに邦訳された「そして人類は沈黙する」、「覚醒するアダム」、短篇集「幻のハリウッド」はすべて読んでおり、続いて邦訳された「偶然のラビリンス」、「リックの量子世界」も待ち行列(笑)に入っています。いつか登場)。 チ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

シビュラの目 ☆☆☆

(シビュラの目 / フィリップ・K・ディック / ハヤカワ文庫SF 2000) ハヤカワ文庫SF版のディック短篇集第6弾(NVの「地図にない町」を加えれば7冊目)です。 1960年代前半~半ばに書かれた中短篇を中心に、6作品が収められています(一部の作品は登場人物が共通していますが、基本的に独立したストーリーです)。 「待…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

暗黒教団の陰謀 ☆

(暗黒教団の陰謀 / 大瀧 啓裕 / 創元推理文庫 1987) クトゥルー神話に基づいたゲームブックです。 ラヴクラフトの「インスマスを覆う影」と「闇をさまようもの」を下敷きにし、旧支配者VS.旧神というダーレス版神話の世界観に基づいて構築されたストーリーが展開されます。監修(?)は、日本有数のクトゥルー研究家で青心社版「クトゥ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

黒蠅(上・下) ☆☆☆

(黒蠅 上・下 / パトリシア・コーンウェル / 講談社文庫 2003) 『検屍官ケイ』シリーズの第12作です。 「警告」、「審問」と続いた、“狼男”ジャン・バプティストを初めとするシャンドン・ファミリーとの戦いに、一応の(という留保付きですが)決着がつきます。また、「業火」で死んだはずの、あの人物も生きていたことが判明します。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

猿島館の殺人 ☆☆☆☆

(猿島館の殺人 / 折原 一 / 光文社文庫 1995) 「鬼面村の殺人」に続く、黒星警部とトラベルライターの葉山虹子が活躍――というより事件を引っ掻き回す、スラップスティック本格ミステリの第2弾です。 葉山虹子は、旅行雑誌の“東京近郊の隠れたデートスポット”という取材で、横須賀沖に位置する無人島・猿島に渡ります(猿島は実在…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

クー ☆☆☆

(クー / 竹本 健治 / ハルキ文庫 2000) 夢枕獏さんが書きそうな、バイオレンス・エロチック・アクションSFです。もっとも、竹本さん自身にも『パーミリオンのネコ』という、殺伐とした世界観がよく似たアクションSFシリーズがありますが(同シリーズの第1作「殺戮のための超・絶・技・巧」が発表されたのは本作の翌年)。 近未来…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

宇宙の炎の道 ☆☆☆

(宇宙の炎の道 / デトレフ・G・ヴィンター&トーマス・ツィーグラー / ハヤカワ文庫SF 2019) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第592巻。前巻の後半のエピソードに続き、故郷銀河でのゴルゲンゴルをめぐる騒動が描かれます。 「光と闇のはざまで」(デトレフ・G・ヴィンター):タウレクが起爆インパルスを作動させたことで銀河…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

宮廷魔術師は大忙し! ☆☆☆

(宮廷魔術師は大忙し! / ロバート・アスプリン / ハヤカワ文庫FT 1998) ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第4巻です。 今回、師匠のオゥズが甥っ子のルパートに呼ばれて里帰りしてしまったため、スキーヴは独りでポッシルトゥムの宮廷魔術師の仕事をこなさなければならなくなります。そんな折、事もあろうに国王ロド…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

したたるものにつけられて ☆☆☆

(したたるものにつけられて / 小林 恭二 / 角川ホラー文庫 2001) この作者は、初読みです。どちらかというと純文学畑の人で、短歌や俳句にも造詣が深いとか。 本書は、ホラー色の濃い作品を自ら集めた短篇集だそうです。スーパーナチュラルな要素は薄く、人間の持つ狂気や妄執が生み出す恐怖と戦慄が中心テーマとなっており、全部で9編が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

エリ・エリ ☆☆☆☆

(エリ・エリ / 平谷 美樹 / ハルキ文庫 2005) 『異形コレクション』収録の短篇は何作か読んでいますが、この人の長篇は初読みです。2000年に第1回小松左京賞を受賞した壮大なSFです。 21世紀半ば、「神はいない」という思想が人類の間に広がり、世界中の宗教では信者が急激に減っていました。東北の漁師町でカトリック教会の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

フェロル攻防戦 ☆☆☆

(フェロル攻防戦 / ミハエル・マルクス・ターナー / ハヤカワ文庫SF 2018) 『ローダンNEO』の第11巻、第2シリーズの第3巻です。 前巻のラストで、フェロル上空に突然出現したアルコンの戦艦は(当然ながらトプシダーに乗っ取られています)、テラナーが乗り組む“グッドホープ”に容赦ない攻撃を加えます。ローダンはテレポーター…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

変化 ☆☆☆

(変化 / 水木 しげる:監修 / PHP文庫 2000) 水木しげるさん監修(名前を貸しているだけ、という気も(^^;)のホラー・アンソロジー、「妖かしの宴」シリーズの第2巻。第3巻「御伽草子」と合わせて、これでシリーズコンプです。 タイトルの通り、「変化」(つまり「メタモルフォーゼ」)を扱った短篇が、水木さんの漫画を含め10…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

盗品つき魔法旅行! ☆☆☆

(盗品つき魔法旅行! / ロバート・アスプリン / ハヤカワ文庫FT 2000) ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第3巻です。 前巻で、どうにかこうにかクラー次元のポッシルトゥム王国の宮廷魔術師の地位に就いたスキーヴは、今日も師匠の魔物(天冴鬼)オゥズの下で魔法の修業に励んでいますが、お色気が服を着て(しかも服…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ゼロ時間へ ☆☆☆☆

(ゼロ時間へ / アガサ・クリスティ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1990) 一般的にミステリは、事件が発生するところから始まります。ところが、本作でクリスティが展開したのは、事件の発生をクライマックスとして、そこに至るまでの様々なドラマを描き、サスペンスを盛り上げていくという物語です。ポアロやミス・マープルといったレギュラー探偵…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ミステリ・オペラ(上・下) ☆☆☆☆

(ミステリ・オペラ 上・下 / 山田 正紀 / ハヤカワ文庫JA 2005) 2002年の本格ミステリ大賞と日本推理作家協会賞を受賞した、文庫本上下で1200ページ近くになる大作ミステリです。平成元年の東京と昭和13年の満州にまたがって物語が錯綜する凝った構成のため、ストーリーを紹介するのも一苦労なのですが(笑)、できるだけ未読の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

栄光への飛翔 ☆☆☆☆☆

(栄光への飛翔 / エリザベス・ムーン / ハヤカワ文庫SF 2005) 宇宙SF『若き女船長カイの挑戦』のシリーズ第1作(現時点で、原書は5作まで出ており、第2作、第3作はハヤカワ文庫から邦訳されています)。作者エリザベス・ムーンは初読みです。ネビュラ賞を受賞した「くらやみの速さはどれくらい」が先に邦訳されていますが、文庫に落ち…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

グラマリエの魔法家族7 魔法使いさまよう! ☆☆☆

(グラマリエの魔法家族7 魔法使いさまよう! / クリストファー・スタシェフ / 富士見文庫 1992) SFファンタジー『グラマリエの魔法家族』の第7巻(原書では第5巻)です。邦訳は、この巻で終わりですが、作者スタシェフの公式サイト(英文)によれば、本シリーズは本作に続いて7作品が書かれているようです(スタシェフ本人は、残念なが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

冷気のエレメント ☆☆☆

(冷気のエレメント / マリアンネ・シドウ&アルント・エルマー / ハヤカワ文庫SF 2019) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第591巻。M-82銀河でも故郷銀河でも、クライマックスに向けて事態が動き始めます。後半のエピソードでは“クロノフォシル”や“エレメントの十戒”など、次のサイクルや今後の展開に向けての重要なキーワードが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

アイスウィンド・サーガ2 水晶宮の崩壊 ☆☆☆☆

(アイスウィンド・サーガ2 水晶宮の崩壊 / R・A・サルヴァトーレ / 富士見文庫 1991) 『アイスウィンド・サーガ』の第2巻です。邦訳では原書の1冊を2分冊にして刊行しているため、実際には第1巻の続き、後半部分ということになります。前半を読んだのが9年前(汗)で、ほぼ内容を忘れ去っていました(なんとか自分が書いた「書庫」の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

バルコニーの男 ☆☆☆

(バルコニーの男 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1975) 「ロゼアンナ」、「蒸発した男」に続く、『マルティン・ベック・シリーズ』の第3作ですが、邦訳されたのは本作が最初です。これまでシリーズは本書を含め前半の5作品を読んでいますが、本作は地味ながら最も警察小説らしいと言えるでしょう。 6月のスト…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more