ゴルの襲撃者 ☆☆☆

(ゴルの襲撃者 / ジョン・ノーマン / 創元推理文庫 1988) 『反地球シリーズ』の第6巻です。本国では、昨年、35巻(!)が出ているようですが、日本語版は本巻で打ち止めとなっています。 タール・キャボットは、神官王の命により、悪名高いカル港第一の奴隷商人サモスに会うため、カル港につながるヴォスク川の三角州地帯を小舟で横…
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タイム・トラップ ☆☆

(タイム・トラップ / ラリー・マドック / 創元推理文庫 1976) 時間テーマの謀略SF『TERRAの工作員』シリーズの第4巻(最終巻)です。 前作「エメラルドの象」で、敵対組織エンパイアの首領マリクから手ひどい拷問を受けたハンニバル・フォーチュンと現地常駐工作員だったルイーズは、なんとか生還します。肉体と精神に負った傷を癒…
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恐ろしい玩具 ☆☆☆☆

(恐ろしい玩具 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1983) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の58作目の長篇です。 サンフランシスコに住むノーダ・アリスンは資産家の御曹司マーヴィンと婚約しますが、やがてマーヴィンが典型的なDV男だと気付きます。マーヴィンは過去にロレインという女性と結婚して、ロバートという一…
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殺人暦 ☆☆☆

(殺人暦 / 横溝 正史 / 角川文庫 1978) 戦前の昭和6年(1931年)~8年(1933年)にかけて発表された中短篇を集めた、作者の初期作品集です。表題作以下、6篇が収録されています。 「恐怖の部屋」:人気イケメン俳優の良一は、プロダクション社長・河村の妻で女優の蘭子と不倫関係にありました。それを知った河村は、残虐で…
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テラニア執政官 ☆☆☆☆

(テラニア執政官 / フランク・ボルシュ / ハヤカワ文庫SF 2019) 『ローダンNEO』の第3シリーズの第1巻です。 前巻のラストで、様々な人々の協力を受け、ヴェガ星系でフェロン人とトプシダーの和平に成功したローダンですが、休む暇もなく地球へ帰還しなければなりません。テラニアでは、初代執政官を選出する総会の開催が迫っていた…
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怯えるタイピスト ☆☆☆

(怯えるタイピスト / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1979) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の49作目の長篇です。 急いで大量の文書を作成しなければならなくなったメイスンは、タイピスト協会に臨時のタイピストを派遣してもらうように依頼します。やって来たタイピストは、手際よくタイピングはするものの、どこか落…
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わがセクソイド ☆☆☆

(わがセクソイド / 眉村 卓 / 角川文庫 1981) 「セクソイド」とは、性的サービスを行うアンドロイドのことで、松本零士さん風に言えば「セクサロイド」です。このテーマは、SFでは頻繁に扱われており、平井和正さんの「アンドロイドお雪」でも重要なポイントになっていましたし、石川英輔さんの「プロジェクト・ゼロ」は、そのようなアンド…
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謎の暗号 ☆☆☆

(謎の暗号 / 森下 雨村 / 少年倶楽部文庫 1975) 昭和8年(1933年)から翌年にかけて、『少年倶楽部』に連載された探偵・謀略スパイ小説。作者の森下さんは、作家というより。雑誌『新青年』の初代編集長として知られているのではないでしょうか。 主人公のフジーこと東郷富士夫は、アメリカ帰りの14歳(両親は日本人ですが、す…
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二百万ドルの死者 ☆☆☆

(二百万ドルの死者 / エラリイ・クイーン / ハヤカワ・ミステリ文庫 1979) クイーンらしからぬ、ハードボイルドなクライム・ストーリーです。作者がハメットかチェイスと聞かされても信じてしまいそうな内容で、登場人物紹介に載っている半数以上が死んでしまいます。 ギャングの老ボス、バーニーは殺し屋に命を狙われていました。若妻…
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世界の怪奇 ☆☆

(世界の怪奇 / 庄司 浅水 / 現代教養文庫 1975) 現代教養文庫版『奇談』シリーズの1冊。 タイトルから明らかなように、世界で発生した(とされる)超自然の怪奇現象を紹介する内容です。刊行されたのが1975年で、それよりも前に取材したネタが使用されているため、コリン・ウィルソンの「世界不思議百科」や、海外オカルト本の古典と…
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フェンリス・デストロイヤー ☆☆☆

(フェンリス・デストロイヤー / ブライアン・M・ステイブルフォード / サンリオSF文庫 1982) 『宇宙飛行士グレンジャーの冒険』の第5巻です。 登場人物の関係や舞台となる宇宙の背景情報につきましては、過去の4作の記事(「ハルシオン・ローレライ」、「ラプソディ・イン・ブラック」、「プロミスト・ランド」、「パラダイス・ゲーム…
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アストラル漁師 ☆☆☆☆

(アストラル漁師 / H・G・エーヴェルス / ハヤカワ文庫SF 2019) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第607巻です。 第597巻の直接の続きで、エーヴェルスが2作続けて書いています。 「アストラル漁師」:テラナーのギフィ・マローダー(通称モジャ)はアストラル漁師でした。アストラル漁師とは、銀河系でも知られていない…
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日本怪奇小説傑作集2 ☆☆☆☆

(日本怪奇小説傑作集2 / 紀田 順一郎&東 雅夫:編 / 創元推理文庫 2005) 創元版「日本怪奇小説傑作集」の第2巻です。このシリーズの概要について、詳しくは第1巻の記事をご覧ください。 この第2巻には、昭和10年(1935年)から太平洋戦争を挟んで昭和36年(1961年)までに発表された16作品が収められています。うち7…
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サボイ・ホテルの殺人 ☆☆☆

(サボイ・ホテルの殺人 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1982) 『マルティン・ベック・シリーズ』の第6作です。 スウェーデン南部の都市マルメでも高級なサボイ・ホテルで銃撃事件が発生します。スウェーデン財界の大立者パルムグレンが腹心の部下らと夕食中、レストランへ入って来た男に背後から後頭部を撃たれ…
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眼球綺譚 ☆☆☆☆

(眼球綺譚 / 綾辻 行人 / 集英社文庫 1999) “新本格”の旗手と言われ、『館』シリーズなど本格ミステリ作家だと思われている綾辻さんですが、実際にはホラーやダークファンタジー色の濃い作品も多く書いています。「殺人鬼」シリーズはミステリとホラーの融合ですし(個人的見解では「殺人鬼」がミステリで、「殺人鬼II」はホラー)、ホラ…
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ジェニィ ☆☆☆☆

(ジェニィ / ポール・ギャリコ / 新潮文庫 2002) ギャリコの代表作の一つで、本人も自分の小説の中で「猫について書いたものがいちばん気に入っている」と語っている作品です。 ロンドンに住む8歳のピーター少年は、ばあやと一緒に散歩の途中、子猫を見つけて道路へ飛び出し、トラックにはねられてしまいます。ベッドで朦朧となってい…
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孤独な女相続人 ☆☆☆

(孤独な女相続人 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1984) 『ペリー・メイスン・シリーズ』の31番目の長篇です。 メイスンの事務所を訪れたのは、男女の文通仲介雑誌を発行しているロバート・キャドでした(現代で言えば、出会い系サイトの経営者ということになるでしょうか)。出会いを求める女性が料金を払って自己紹…
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宇宙最大のショー ☆☆☆☆

(宇宙最大のショー / トーマス・ツィーグラー&H・G・フランシス / ハヤカワ文庫SF 2019) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第606巻です。前巻後半のエピソードの直接の続きで、マゼラン星雲が舞台となります。 「マゼランのよき精霊」(トーマス・ツィーグラー):プロスペクターのグラド、若いトアボルシャーと古参のウォルグ…
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猫は夜中に散歩する ☆☆☆

(猫は夜中に散歩する / A・A・フェア / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) タイトルだけ見ると、『シャム猫ココ』シリーズのように思えてしまいますが(笑)、そうではなく『クール&ラム』シリーズの1冊です。しかも今回はラム君がヨーロッパ旅行中で手紙や電話出演すらなく、バーサ・クール女史がまったくの単独で事件に取り組みます(個人的…
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エロティシズム ☆☆

(エロティシズム / フランチェスコ・アルベローニ / 中公文庫 1997) イタリアの精神分析医、心理学者にして社会学者のアルベローニが書いた学術書です。タイトルから実用的な(笑)内容を期待すると、肩透かしを食うことになります。 とはいえ、澁澤龍彦さんやバタイユの同タイトルの著書のように、芸術作品や古代の神話・伝説などで描かれ…
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