プシオン・ルーレット ☆☆☆

(プシオン・ルーレット / エルンスト・ヴルチェク&トーマス・ツィーグラー / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第615巻です。前半は前巻の直接の続きで、深淵にまつわる重要な事実が明かされ、後半は612巻の続きで、風雲急を告げる銀河系に舞台が移ります。 「プシオン・ルーレット」(エルンスト・ヴル…
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湖畔のマリニア ☆☆☆

(湖畔のマリニア / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2005) 『グイン・サーガ』の第104巻です。 前巻のラストでマリウスと再会したグインは、自分を探しに来たケイロニアの派遣軍を避け、マリウスを案内役として、女王リンダに会うべくパロへ向かおうとしていました。 人里も稀な山道を下りながら、グインはマリウスにおのれの不安を語り…
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日本探偵小説全集8 久生十蘭集 ☆☆☆☆

(日本探偵小説全集8 久生十蘭集 / 久生 十蘭 / 創元推理文庫 1988) 創元推理文庫版「日本探偵小説全集」の第8巻です。この作者については、過去に現代教養文庫版『久生十蘭傑作選』全5巻(「魔都」、「黄金遁走曲」、「地底獣国」「昆虫図」、「無月物語」)と、遺作となった「肌色の月」を読んでいます。ミステリ、怪奇幻想小説、伝奇冒…
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SF戦争10のスタイル ☆☆☆☆

(SF戦争10のスタイル / ジョー・ホールドマン:編 / 講談社文庫 1979) 昭和50年代、初期の講談社文庫から、海外ミステリやSFのアンソロジーが、かなり刊行されていました。当時は、創元とハヤカワで手一杯(笑)でしたので、横目で見るだけで(←意識はしていたらしい)ほとんど手を出していませんでした。その後、古書店などで見かけ…
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妖精詩集 ☆☆☆

(妖精詩集 / ウォルター・デ・ラ・メア / ちくま文庫 1988) 作者デ・ラ・メアは、短篇「シートンのおばさん」や長篇「死者の誘い」の印象から(今のところ、読んだのはこの2作だけ)、怪奇幻想小説オンリーの作家というイメージだったのですが、本書の解説を読んで、ファンタジックな詩や童話でも著名な作家だと初めて知りました(「恋のお守…
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くくり姫 ☆☆

(くくり姫 / 佐々木 禎子 / ハルキ・ホラー文庫 2001) 作者(この人は初読みです)の第2長篇。 札幌で両親と暮らす小学5年生の坂本綾香は、幼いころから実の父親に性的虐待を受けていました。その日も、会社を早退してきた父に淫らな要求をされた綾香は、ついに恐怖と怒りを爆発させ、果物ナイフで父親を刺し殺してしまいます。茫然…
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玩具職人クリオ ☆☆☆

(玩具職人クリオ / アルント・エルマー&H・G・フランシス / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第614巻です。前巻の続きで、深淵でグレイ作用に対抗するアトランらの行動が描かれます。 「領主ムータンの反撃」(アルント・エルマー):前巻のラストで、領主ムータンを退け、シャツェンの地下のヴァイタル…
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鮎川哲也名作選 ☆☆☆

(鮎川哲也名作選 / 鮎川哲也 / 河出文庫 2002) 河出文庫版『本格ミステリコレクション』の第4巻です。このシリーズの他の巻は比較的マイナーな(失礼)作家さんなのに対し、今回の鮎川さんはビッグネーム。そのため、他の巻とは異なる編集方針を取っているそうです。鮎川さんの「傑作選」などは、これまで数多く出版されてきており、それらと…
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とむらいは俺がする ☆☆☆☆

(とむらいは俺がする / ハドリー・チェイス / 創元推理文庫 1974) チェイスの初期作品です(邦訳された中では5作目)。 ニック・イングリッシュは無一文から苦労を重ねて成功し、今や一流のプロモーターとして政財界にも影響力を持つ資産家となっています。現在は、新設される病院に自分の名を冠するべく上院議員ボーモントに働きかけ…
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日本怪談集 ―妖怪篇― ☆☆☆

(日本怪談集 ―妖怪篇― / 今野 圓輔 / 現代教養文庫 1981) 昨年読んだ「日本怪談集 ―幽霊篇―」の姉妹篇です。 著者の紹介や、本シリーズ成立の経緯、構成などは、「幽霊篇」の記事をご覧ください。 本書は、基本的に死者の霊の顕現である「幽霊」以外の“妖しい”もの――実体のある(?)怪物である「妖怪」について、古今の…
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ガラスの鍵 ☆☆☆

(ガラスの鍵 / ダシール・ハメット / 創元推理文庫 1972) 作者ハメットの第4長篇で、「自分が最も愛している作品」というものですが、探偵役のコンチネンタル・オプもサム・スペードも登場しません。 主人公は自称“賭博師”のネド・ボーモンです。彼は、アメリカ東部の都市の暗黒街の顔役の一人ポール・マドヴィッグと親しい仲(配下とい…
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