オズの虹の国 ☆☆☆☆

(オズの虹の国 / ライマン・フランク・ボーム / ハヤカワ文庫NV 1975)

『オズ』シリーズの第2作です。
第1作「オズの魔法使い」が大人気となり、続編を望むファンの強い声に応じて作者ボームが書き下ろしたものですが、シリーズ中で唯一ドロシーが登場せず、もう一人の主役となるオズマ姫が初登場します。

オズの国の北部、ギリキンの国に住む少年チップは、性悪な老婆の魔女モンビに養われていました。ある日、チップは大きなカボチャの中身をくりぬき、木材の手足を付けて等身大の人形をこしらえると、“カボチャ頭のジャック”と名付けます。チップはこれを使ってモンビを脅かそうとしたわけですが、、モンビは動じず、魔法の粉を使ってジャックに命を与え、チップは罰として大理石の像にされそうになります。チップは魔法の粉の小瓶を失敬するとジャックを連れて逃げ出し、途中で見つけた木挽き台に魔法の粉を使って命を与えて乗馬とすると、エメラルドの都に向かいます。
前作でドロシーと共に旅をした仲間の一人(?)、かかしが現在のエメラルドの都の王でした。しかし、都は今、家で娘のジンジャー将軍が率いる少女兵士たちの攻撃を受け、陥落しようとしています。かかしは、チップ、ジャックとともに、生きた木挽き台に乗って都を脱出すると、ブリキの木樵りニックが治める西のウィンキーの国へ向かいます。ニックを仲間にした一行は、王位を奪還するためにエメラルドの都へ取って前しますが、ジンジャー将軍は魔女モンビに応援を頼み、モンビは様々な目くらましの魔法をかけてチップたちの進軍を邪魔しようとします。途中、巨大化したダジャレ好きの昆虫ウォグル・ムシノスケを仲間にしたチップたちは、野ネズミの女王の協力でモンビの目くらましを無効化し、一気にエメラルドの都に攻め入ります。宮廷の玉座からジンジャー将軍を追い払ったものの、今度はジンジャー率いる少女兵士の大軍に包囲され、窮地に陥ってしまいます。
かかしのアイディアで、空を飛ぶ道具を作ることにした一同は、ソファに椰子の葉、ほうき、壁に飾ってあった大鹿ガンプの首などを組み合わせ、残っていた魔法の粉を振りかけて空を飛ぶ動物(?)を創り上げ、宮廷を脱出して南へ向かいます。南の良き魔女グリンダの助けを得ようと考えていたのですが、夜の闇の中を猛スピードで飛んだため、オズの国を飛び出して死の砂漠を越え、とある山中のカラスの巣に墜落します。カラスの大群と戦ってなんとか撃退し、魔法の粉の小瓶の底に隠されていたネガイグスリを使って、グリンダの宮殿へ到着することができました。
グリンダから、エメラルドの都の玉座に座る権利を持っているのは、先代の王パストリアの一人娘オズマ姫だと聞かされた一行は、グリンダと共に都へ向かい、モンビを捕らえてオズマ姫の行方を白状させようと試みます。グリンダとの壮絶な(?)魔法合戦の結果、虜となったモンビは、ついにオズマ姫の居場所を明らかにするのでした。

オススメ度:☆☆☆☆




オズの虹の国 (ハヤカワ文庫 NV 96)
早川書房
ライマン・フランク・ボーム

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