マルゴン人襲来 ☆☆☆

(マルゴン人襲来 / H・G・フランシス&クルト・マール / ハヤカワ文庫SF 2013)

『ペリー・ローダン・シリーズ』の第444巻です。前巻に引き続き、“パン=タウ=ラ”を巡る作戦と戦いが描かれます。

「行方不明者」(H・G・フランシス):失われたウィンガーの種族サスコーンに化けて、“宇宙の全車輪”をだまし、“パン=タウ=ラ”に接近しようという作戦を実行に移したローダンらは、サスコーンの故郷惑星サインデルベーンで、太古から隠されてきた宇宙船“1=デロン”を発見し、発進準備を進めています。
惑星を支配する昆虫種族の原始的な波状攻撃を受けつつ、“ソル”の技術者たちを到着させて、サスコーンの未知の技術を使いこなせるようにしなければなりません。2万年前に“目”を求めてはるかな外宇宙に出て行ったサスコーンが帰還したことを、“宇宙の全車輪”の支配者(おそらくはラルド)に納得させるには、細心の計画が必要でした。
ようやく“1=デロン”を飛ばすことに成功したローダンらは、巨大惑星ヴェルガースペアに向かいます。最終的に“パン=タウ=ラ”を目指すために、禁断領域からの逃亡者を捕えた、という設定でプロンドフェアを連れています。クリンの神官たちは、サスコーンだとは信じず、総力を挙げて攻撃しようとしますが、ヴェルガースペアの監視者こと袋状生物アソゲンのモルグデーンが介入し、ローダンやアトランを、帰還した“招聘されし者たち”が余生を暮らす町ラスカウへ連れて行きます。ここで、最後の生き残りのサスコーンと名乗る老人フェアバールと出会い、“パン=タウ=ラ”の近くへ導かれます。支配者ラルドの目論見は、“パン=タウ=ラ”の混乱を収拾するために、サスコーンたちを送り込むことでした。

「マルゴン人襲来」(クルト・マール):“パン=タウ=ラ”の状況をなんとか好転させようと、ラルドは様々な策を打っていました。上層ゾーン(ハイパースペース側)との境界を越えて、凶暴なマルゴン人が入り込んでくるのを察知したラルドは、クオストートの住人たちに警報を発して、境界線に集め、マルゴン人に対抗させようとします。“ジーガーオークの勇者”と呼ばれ、初めてマルゴン人を倒したステルナクも、その一人でした。しかし、境界線を越えてしまったステルナクと仲間たちは、さらに深く入っていくしかありませんでした。
一方、サスコーンに化けたまま“1=デロン”船内に足止めされているローダンは、しびれを切らせてコマンド部隊を“パン=タウ=ラ”へ派遣します。テレパスのフェルマー・ロイド、コンセプトのケルシュル・ヴァンネら5人の遠征隊は、首尾よく巨大播種船に侵入し、はぐれアソゲンのレジュと出会った末、ステルナクらと邂逅します。
また、サスコーンが自分の指示を待たず勝手に“パン=タウ=ラ”に入り込んだことを知ったラルドは、サスコーンの正体に疑念を抱き、ロボット部隊を繰り出して5人を捕えます。知恵の限りを尽くした5人は、どうにか真のサスコーンだと認められ、新たな指令を待つことになります。

オススメ度:☆☆☆


マルゴン人襲来 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-444 宇宙英雄ローダン・シリーズ 444) - H・G・フランシス, クルト・マール, 工藤 稜, 青山 茜
マルゴン人襲来 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-444 宇宙英雄ローダン・シリーズ 444) - H・G・フランシス, クルト・マール, 工藤 稜, 青山 茜

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