魔石の伝説6 ―予見師の宮殿― ☆☆☆

(魔石の伝説6 ―予見師の宮殿― / テリー・グッドカインド / ハヤカワ文庫FT 2002)

『真実の剣』の第2シリーズ第6巻。本シリーズ『魔石の伝説』もクライマックスに近づいています。前巻に引き続き、残酷度・陰謀度・アダルト度がかなりアップしています(笑)。
前巻のラストであわやという状況になったカーランですが、なんとか事なきを得ます。一人前の軍隊に生まれ変わったエイビニシア軍と別れ、カーランは“泥の民”の戦士チャンダレンを護衛に、本来の目的地であるアイディンドリルへ向かいます。
一方、“光の信徒”シスター・ヴァーナとともに“予見師の宮殿”へ向かうリチャードは、沼地に住む戦士集団バカ・バン・マナと対決することになります。多くの戦士の犠牲を出した末、リチャードは“真実の剣”の秘密の一端を垣間見、自分が背負う運命の重さを再認識するのでした。
“予見師の宮殿”がある港町タニムラ(日本語的な響きがありますが、偶然でしょうか?)へ到着したリチャードには、若く可愛らしいシスター見習いパシャ・メイズが世話役として付けられます。歓迎会の席上で“光の信徒”への不審と敵意をあらわにしたリチャードに、パシャは戸惑いを隠せません。禁断の森の魔物を倒したリチャードは、一躍名士となりますが、有力な魔道士ジェディダイア(これまでもいわくありげなエピソードが断片的に紹介されていました)の反感を買います。一方、地下の書庫にこもってばかりの魔道士ウォレンもリチャードに興味を抱き、ふたりは古い予言書を研究することになります。“光の信徒”の院長も研究しているという予言書には、暗示的な文章がいくつも書かれていました。
ラストでは、アイディンドリルに到着したカーランが新たな危機に見舞われます(以前にも書きましたが、作者にはサディストの気がありそうな(^^;)。ちらりとだけ出てきたゼッドとエイディの老魔術師コンビ(このふたりもえらいことになっていますが)が、シリーズ最終巻では活躍しそうです。

オススメ度:☆☆☆


魔石の伝説〈6〉予見師の宮殿―「真実の剣」シリーズ第2部 (ハヤカワ文庫FT)
魔石の伝説〈6〉予見師の宮殿―「真実の剣」シリーズ第2部 (ハヤカワ文庫FT)

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