テーマ:怪奇幻想・海外

猫文学大全 ☆☆☆

(猫文学大全 / 柳瀬 尚紀:編 / 河出文庫 1990) 猫に関するアンソロジーでは、古典的なものです。 これまでも、「猫に関する恐怖小説」、「魔法の猫」、「不思議な猫たち」、「猫のミステリー傑作選」などを読んでいますし、近年では「猫は宇宙で丸くなる」、「吾輩も猫である」、「猫のまぼろし、猫のまどわし」、「猫の文学館」など、何…
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現代ドイツ幻想短篇集 ☆☆☆

(現代ドイツ幻想短篇集 / 前川 道介:編 / 国書刊行会 1981) 国書刊行会の「世界幻想文学大系」第15巻です。 ドイツの怪奇幻想小説のアンソロジーというと、創元推理文庫「怪奇小説傑作集5(独露編)」と河出文庫「ドイツ怪談集」以外、手に取ったことがありませんでした(他にもいくつか出ているようですが)。本書には、さらにマイナ…
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死の診断 ビアス怪奇短篇集 ☆☆☆☆

(死の診断 ビアス怪奇短篇集 / アンブローズ・ビアス / 角川文庫 1986) 日本で独自に編纂されたビアスの短篇集です。 これまで、ビアスの作品集としては「ビアス短篇集」(講談社文庫)と「生のさなかにも」(創元推理文庫)の2冊を読んでいますが、本書は前者とはほとんど収録作品が重複している一方、後者とは重複が1作しかありません…
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飛行士たちの話 ☆☆☆

(飛行士たちの話 / ロアルド・ダール / ハヤカワ・ミステリ文庫 1991) ダールの初期作品集。「あなたに似た人」や「キス・キス」などの短編集で有名になる前、空軍パイロットとして第二次世界大戦へ従軍した経験を生かした(本人は、登場するパイロットは自分をモデルにしているわけではない、と言っていますが)、リアル且つ幻想的な作品が1…
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歌おう、感電するほどの喜びを! ☆☆☆

(歌おう、感電するほどの喜びを! / レイ・ブラッドベリ / ハヤカワ文庫NV 1989) ブラッドベリの短篇集です。もともと1冊の作品集を、ハヤカワ文庫では2分冊で出版したもので、前半は「キリマンジャロ・マシーン」、後半が本書です。詳しくは、「キリマンジャロ・マシーン」の記事をご覧ください。 こちらには、8作品が収められていま…
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エレンディラ ☆☆☆

(エレンディラ / ガルシア=マルケス / サンリオ文庫 1983) ノーベル賞作家、ガルシア=マルケス(コロンビアの人です)の、“奇妙な味”かつスラップスティックな幻想短篇集です。読んだのはサンリオ文庫版ですが、現在はちくま文庫版のほうが入手しやすいでしょう。タイトル作品の中篇「エレンディラ」(下記のように、本当のタイトルはすさ…
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おとぎの国の妖怪たち ☆☆☆

(おとぎの国の妖怪たち / ラフカディオ・ハーン / 現代教養文庫 1996) 以前に読んだ「おとぎの国の妖精たち」の姉妹編です(以前といっても、もう7年前ですが(^^;)。前作と同様、編訳者の池田雅之さんが、テーマ別に章分けしています。「ろくろ首」「食人鬼」といった有名な作品から、来日前に書かれた作品や、ハーンが「怪談」に惹かれ…
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クトゥルー13 ☆☆☆

(クトゥルー13 / 大瀧 啓祐:編 / 青心社文庫 2005) 蒼心社文庫版の『クトゥルー――暗黒神話体系シリーズ』の第13巻にして、最終巻です。第1巻を読んだのは1991年の春でしたから、四半世紀をかけて、ようやく完結・読破したことになります。本巻には、資料のほか9作品が収録されています。 「彼方からあらわれたもの」(オ…
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魔術ミステリ傑作選 ☆☆☆☆

(魔術ミステリ傑作選 / オットー・ペンズラー:編 / 創元推理文庫 1992) 編者は異なりますが、創元版の「毒薬ミステリ傑作選」や「暗号ミステリ傑作選」と同じ、ジャンル別アンソロジーです。 テーマは「魔術」ですが、ステージで演じられるマジック・ショーや脱出芸のような狭義の“魔術”から、ブードゥーや黒魔術、降霊術といった広い意…
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東欧怪談集 ☆☆☆

(東欧怪談集 / 沼野 充義:編 / 河出文庫 1995) 河出文庫版、地域・国別怪談集の最新版(?)です。これまで日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、ラテンアメリカ、中国と読んできていますので、これで一応はコンプでしょうか。 「東欧」という言葉が、どこからどこまでの地域を指すのかという亭後も、時代によってまちま…
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ねじの回転 ☆☆☆☆

(ねじの回転 / ヘンリー・ジェイムズ / 創元推理文庫 2005) 副題が「心霊小説傑作選」とあるように、このジャンルでの作者の代表作を集めた決定版と言っていいでしょう。 編集・翻訳(監訳)は南條竹則さんで、あまりにも有名な「ねじの回転」のほか、短篇が4作収録されています。 「ねじの回転」:以前に岩波文庫版を読んでいます…
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伝奇集 ☆☆☆

(伝奇集 / ホルヘ・ルイス・ボルヘス / 岩波文庫 2003) ラテンアメリカ文学で最も著名な作家と言われるボルヘスの、最も有名な作品集です。ラテンアメリカの作家には、これまでほとんど縁がなく、ボルヘスの「幻獣辞典」を学生時代に、河出文庫版「ラテンアメリカ怪談集」を20年ほど前に読んだだけです。ただ、ラテンアメリカ系の作家には、…
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ブルターニュ幻想集 ☆☆☆

(ブルターニュ幻想集 / 植田 祐次・山内 淳:編 / 現代教養文庫 1991) 以前に読んだ「フランス幻想民話集」や「フランス妖精民話集」の姉妹編で、ヨーロッパ大陸ではケルト色の強いブルターニュ半島に伝わる民話・説話を集めたものです。 5つのジャンルに分かれ、合わせて17篇が収められています。簡単に紹介していきましょう。 …
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21のアルレー ☆☆☆☆

(21のアルレー / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1988)  アルレー初の短篇集だそうです。 長年にわたってこつこつと書き溜めたものだというだけあって、女史お得意のサスペンスものや悪女ものだけでなく、ブラックユーモアに、SFや怪奇風味の作品、壮絶なドキュメンタリーまで、「これがアルレー?」と言いたくなるようなものも…
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悪魔のような女たち ☆☆☆

(悪魔のような女たち / バルベー・ドールヴィイ / ちくま文庫 2005) 19世紀のフランス・デカダンス派作家ドールヴィイの代表作のひとつ(らしい)。初読みかと思っていましたが、収録策のひとつ「罪のなかの幸福」は、中学生のとき創元推理文庫の「怪奇小説傑作集」第4巻で澁澤龍彦さんの訳で読んでいました。でも、タイトル以外はまったく…
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小泉八雲 怪談奇談集(上・下) ☆☆☆

(小泉八雲 怪談奇談集 上・下 / 小泉 八雲 / 河出文庫 1988) 解説によると、小泉八雲の作品は、ルポルタージュ文学、日本研究、物語文学の3つに分類できるそうです。本書は、その分類をベースにまとめられたハードカバー「小泉八雲作品集」全3巻のうち、「物語の文学」をテーマとした第3巻を、そのまま上下巻として文庫化したものだそう…
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中国怪奇小説集 ☆☆☆

(中国怪奇小説集 / 岡本 綺堂 / 光文社文庫 1999) 「半七捕物帳」で、日本に初めて「捕物帳」というジャンルを確立した岡本綺堂さんは、日本の今昔物語集、中国やインド、アラブまでの様々な説話集、さらにはシャーロック・ホームズなどの西洋小説までを自由に翻案して、見事に舞台を日本に置き換えてオリジナリティの高い作品を創造していま…
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アポリネール傑作短篇集 ☆☆☆

(アポリネール傑作短篇集 / ギヨーム・アポリネール / 福武文庫 1987) フランスのシュールレアリズム詩人アポリネールの、日本オリジナル短篇集。二つの作品集「異端教祖株式会社」と「虐殺された詩人」(いずれも、そのうち登場)から短めの作品をピックアップし、さらに作品集未収録の短篇を加えたとのことで、23作品が収められています。…
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クリスマス13の戦慄 ☆☆☆☆

(クリスマス13の戦慄 / アイザック・アシモフ&M・H・グリーンバーグ&C・R・ウォー:編 / 新潮文庫 1988) タイトルの通り、クリスマスに関する怪奇・恐怖小説を13編集めたアンソロジーです。編者はアシモフのほか、マーティン・H・グリーンバーグとキャロル=リン・R・ウォーが務めています(翻訳版ではアシモフ「ほか」と省略され…
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吸血鬼伝説 ☆☆☆

(吸血鬼伝説 / 栗原 成郎 / 河出文庫 1995) タイトルが誤解を招きそうですが、真摯で高尚な学術書です。元々のタイトルは「スラブ吸血鬼伝説考」というもので、こちらのほうが正しく内容を言い表しています。著者の栗原成郎さんも知らない名でしたが、ロシア語、ロシア文学、スラブ文献学の教授で、スラブの民間伝承を収集・研究しているうち…
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ラヴクラフト全集7 ☆☆☆

(ラヴクラフト全集7 / H・P・ラヴクラフト / 創元推理文庫 2005) 創元推理文庫版『ラヴクラフト全集』の第7巻、最終巻です(実際には、このあと別巻が上下2冊で出ています)。これで、クトゥルー神話を創始したラヴクラフトの小説は全作品がまとめられたことになります。編者で翻訳者の大瀧啓裕さんの労作です。 この巻は、拾遺編とも…
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新カンタベリー物語 ☆☆☆

(新カンタベリー物語 / ジャン・レー / 創元推理文庫 1986) 作者ジャン・レー(1887~1964)は、ベルギー最大の幻想作家だそうですが、本作を読むまで知りませんでした。 本作は、14世紀のイングランドの詩人チョーサーが著した物語集「カンタベリー物語」のパロディです。元ネタの「カンタベリー物語」は(実は未読ですが)、カ…
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フリーマントルの恐怖劇場 ☆☆☆☆

(フリーマントルの恐怖劇場 / ブライアン・フリーマントル / 新潮文庫 1998) タイトルからして「ロアルド・ダールの幽霊物語」みたいですが、実際、原題はTHE GHOST STORIESですから、まさに「フリーマントルの幽霊物語」(笑)。フリーマントルといえば、国際謀略小説などが何冊も邦訳されていますが、こちらの守備範囲(笑…
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フランス妖精民話集 ☆☆☆

(フランス妖精民話集 / 植田 祐次:編 / 現代教養文庫 1988) 一昨日の「フランス幻想民話集」と同じ原典から、「多かれ少なかれ、妖精の影響が認められる民話」をピックアップしたものだそうです。収録された物語の傾向は、ほとんど「幻想民話集」と変わりませんが、妖精が登場することと、より魔法の要素が濃い、というのが違う点でしょうか…
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マヤ・インカ神話伝説集 ☆☆☆

(マヤ・インカ神話伝説集 / 松村 武雄:編 / 現代教養文庫 1987) 「フランス幻想民話集」と同じく、現代教養文庫の『民話・伝承シリーズ』(←どうやら、こういう名前が付いていたようです)の1冊です。タイトル通り、中南米の先住民の間で語り伝えられた神話・伝説が収められています。もともとは昭和3年(1928年)に出版された「世界…
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フランス幻想民話集 ☆☆☆

(フランス幻想民話集 / 植田 祐次:編 / 現代教養文庫 1987) 現代教養文庫からは、こういった世界各地の民話集が、かなりたくさん出ていました。それらのうち、怪奇幻想味の濃いものについて、安いものを見つけるたびに買い集めています。これはそのうちの1冊で、フランスの民話をジャンル別に収集して文庫化した4冊のうちのひとつです。ほ…
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中国の怪談(二) ☆☆

(中国の怪談(二) / 田中 貢太郎 / 河出文庫 1987) 2年ほど前に読んだ「中国の怪談(一)」の続篇です。今回は、「聊斎志異」から選りすぐった21篇が収められています。「鶴の恩返し」のような人獣怪婚譚が多いですが、前巻と同様、流麗で読みやすく、雰囲気に満ちた文章で綴られています。 「荷花公主」:若者が湖のほとりで出会…
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ホーニヒベルガー博士の秘密 ☆☆☆

(ホーニヒベルガー博士の秘密 / ミルチャ・エリアーデ / 福武文庫 1990) ミルチャ・エリアーデといえば、「オカルト事典」などを著した、東欧出身の神秘学に造詣が深い宗教学者という知識は持っていましたが、幻想小説作家という顔を持っていたことは、本書を読むまで知りませんでした。解説によると、エリアーデは1907年にルーマニアに生…
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王女マメーリア ☆☆☆☆

(王女マメーリア / ロアルド・ダール / ハヤカワ・ミステリ文庫 1999) 1990年、ダールの没年に刊行された短篇集です。 タイトルから、ファンタジー系の作品集かと思いましたが、そうではなく「あなたに似た人」と同様、スタンリイ・エリンやジョン・コリアに匹敵する“奇妙な味”の作品集でした。全部で9篇が収められています。 …
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怪奇礼賛 ☆☆☆☆

(怪奇礼賛 / 中野 善夫・吉村 満美子:編 / 創元推理文庫 2004) 19世紀末のヴィクトリア時代から20世紀前半までに書かれた、怪奇幻想小説を集めたアンソロジーです。平井呈一さんや紀田順一郎さん、南條竹則さんら先達の業績に敬意を表しつつ、編者は独自の視点から初紹介の作品を中心に、22篇を収録しています(うち18篇が本邦初訳…
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