テーマ:ファンタジー・日本

風太郎の絵 ☆☆☆☆

(風太郎の絵 / 夢枕 獏 / ハヤカワ文庫JA 1996) 獏さん最初期のロマンチック・メルヘン作品集。これが「魔獣狩り」や「闇狩り師」と同じ作者か、と疑い呆れるほど(笑)リリカルで少女趣味(?)な作品が10篇、収録されています(一部、ホラー風味の作品もあり)。もう1巻、ハヤカワ文庫から出ている「猫弾きのオルオラネ」(入手済みで…
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ヤーンの朝 ☆☆☆

(ヤーンの朝 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2005) 『グイン・サーガ』の第103巻です。ここ数巻、続いていたユラ山系を舞台とした物語に、一応の決着がつきます。 ゴーラの新都イシュタールで留守を守る宰相カメロンのもとに、イシュトヴァーン負傷の連絡が入り、詳しい状況がつかめないカメロンは気をもみます。そんな中、生まれた…
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妖怪新紀行 ☆☆☆

(妖怪新紀行 / 瀬川 ことび / 角川ホラー文庫 2004) 妖怪と人間との触れ合いを描く、“ほのぼの系あやかしファンタジー”(とでもいうのか?)が流行っている昨今ですが、それとはやや毛色が違う“妖怪ウォッチング系”ユーモアファンタジー(そういうジャンルがあるのかどうかわかりませんが(^^;)の連作短篇集です。ユニークなキャラク…
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火の山 ☆☆☆

(火の山 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2005) 『グイン・サーガ』の第102巻です。 前巻の直接の続きで、ストーリー展開は非常にシンプルですが、密度の濃い内容になっています。 ユラ山脈でゴーラ軍の追跡からは逃れたものの、山火事に追われるグインとスカール率いる騎馬の民は、次第に山頂へと追い詰められていきます。 一…
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エッダ回廊 ☆☆

(エッダ回廊 / 水見 稜 / ハヤカワ文庫JA 1987) 「二重戦士のさだめ」に続く、『回廊世界シリーズ』の第2巻です。(とはいえ、シリーズはこの巻で断絶し、続巻は出ていません。原型となったコンピューターゲームも企画段階で立ち消えになったようです) 前巻で、放浪の少年サージは、次元を超えて切り離されていた自己の半身、獣人…
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火の山の彼方に ☆☆☆

(火の山の彼方に / 中井 紀夫 / ハヤカワ文庫JA 1993) 引き続き、『タルカス伝』の第5巻――第1部の最終巻です。(とはいえ、この巻から13年が経った今でも、第2部は書かれていないのですが(^^;) 前巻で、グレンがいるらしいセルプタの町へ近道すべく、電線を渡るという無鉄砲な旅を始めたヤゲンブラとミミリンガは、凶暴…
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火の山よ目覚めよ ☆☆☆

(火の山よ目覚めよ / 中井 紀夫 / ハヤカワ文庫JA 1993) 異色ファンタジー『タルカス伝』の第4巻です。 前巻のラストで、修業の地カッパグラから姿を消したグレンは、セルプタの町を訪れます。この町のセユケレの酒場で賭博に挑戦したグレンは、イカサマ賭博にも関わらず大勝ちし、ついには命を懸けた賭博にも勝って、店を乗っ取っ…
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剣をとりて炎をよべ ☆☆☆

(剣をとりて炎をよべ / 中井 紀夫 / ハヤカワ文庫JA 1992) 異色ファンタジー『タルカス伝』の第3巻です。 本巻では、第2巻から15年が経過しています。 前巻のラストで、母親ユリアネの身体を焼き尽くして誕生した赤ん坊は、グレンと名付けられてアパポクワ族の村で育てられ、15歳に成長しています。第2巻で描かれたように…
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炎の海より生まれしもの ☆☆☆

(炎の海より生まれしもの / 中井 紀夫 / ハヤカワ文庫JA 1991) 異色ファンタジー『タルカス伝』の第2巻です。 第1巻のラストで、狂気の国家グユの狂熱風雲王は、辺境の小国アムネシアの王女ユリアネを奪取することに成功し、首都に凱旋します。 勝利に沸き返るグユの民衆ですが、性技場の踊り子ミミリンガだけは悲しみに沈んでいま…
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王の眠る丘 ☆☆☆☆

(王の眠る丘 / 牧野 修 / ハヤカワ文庫JA 2000) 1992年に「小説ハヤカワHi!」の『ハイ!ノヴェル大賞』を受賞した、“牧野修”名義のデビュー長篇です(それ以前も別名義でSFや幻想小説をいろいろ発表していたそうですが)。 舞台は東洋風の異世界。かつて小国だった“霊ノ国”は、黄武神皇の統治のもと、軍事力をバックに…
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北の豹、南の鷹 ☆☆☆☆

(北の豹、南の鷹 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2005) 引き続き、『グイン・サーガ』の第101巻です。 前巻のラスト、ルードの森で無数のアンデッドに追われ、進退窮まったグインの前に現われたのは、アルゴスの黒太子スカールと、彼に付き従う剽悍な草原の戦士たちでした。実は、この二人、互いに噂は聞いていても、実際に相まみえるの…
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グイン・サーガ・ハンドブック3 ☆☆☆

(グイン・サーガ・ハンドブック3 / 栗本 薫:監修 早川書房編集部:編 / ハヤカワ文庫JA 2005) 『グイン・サーガ』第100巻と同時発売された、「ハンドブック」第3弾です。第1巻が1990年、第2巻が1999年の発売ですから、6年ぶりの発売ということになります。ちなみに「Final」も2010年に出ています。 今回は1…
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豹頭王の試練 ☆☆☆

(豹頭王の試練 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2005) 『グイン・サーガ』の記念すべき第100巻です。シリーズ開始当初の公約(?)では、本シリーズは“第100巻「豹頭王の花嫁」を以て完結”であったわけですが、その公約はとっくの昔に(笑)前向きな意味で反故にされ、エンドレス状態に――そして、栗本さん早世の後は、『ペリー・ロー…
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いまだ生まれぬものの伝説 ☆☆☆

(いまだ生まれぬものの伝説 / 中井 紀夫 / ハヤカワ文庫JA 1990) 中井さんの長篇は、初読みです――しかも、「北欧神話のような神話を書きたかった」と作者があとがきで述べているような、異色な意欲作『タルカス伝』の第1巻。さらに、内容自体はシリアスなのに、地名や人名などの固有名詞にギャグか冗談としか思えないようなダジャレを連…
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世にも奇妙な物語 小説の特別編 遺留品 ☆☆☆

(世にも奇妙な物語 小説の特別編 遺留品 / 角川ホラー文庫 / 2002) 2002年春に放映された「世にも不思議な物語」のうち4エピソードをノヴェライズしたもの(放映作品のうち「無視ゲーム」は収録されていません)。 「おかしなまち」(勝 栄):大手電機メーカーに勤める謹厳実直な総務課長、井上は、融通が利かない堅物として、…
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二重戦士のさだめ ☆☆☆

(二重戦士のさだめ / 水見 稜 / ハヤカワ文庫JA 1986) 『回廊世界シリーズ』の第1巻。 作者自身の「あとがき」によれば、パソコンのPRGと同じ世界を舞台に、ゲームのストーリーをさらに細かく描きこんだ小説のシリーズだそうです。全5巻の予定だったようですが、小説は第2巻までしか出ていませんし、ゲーム自体も発売されていない…
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ルードの恩讐 ☆☆☆

(ルードの恩讐 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2005) 『グイン・サーガ』の第99巻です。スタート時の予定であれば、これがラス前で、残るは最終巻「豹頭王の花嫁」だったはずですが、ローダン・シリーズ化(笑)してしまった現在では、単なる通過点に過ぎません。 ストーリーは前巻の続きで、邪霊やグールがさまようルードの森を舞台に、…
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世にも奇妙な物語 小説の特別編 ☆☆☆☆

(世にも奇妙な物語 小説の特別編 / 角川ホラー文庫 2000) フジテレビ系列で不定期に放映されている「世にも奇妙な物語」という番組、ホラーやファンタジーなど、いわゆる“奇妙な味”のドラマらしい(笑)と聞いていましたが、一度も見たことがありません(基本的にテレビドラマはほとんど見ないので)。しかし、本になったと聞けば(しかもホラ…
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ムジカ・マキーナ ☆☆☆

(ムジカ・マキーナ / 高野 文緒 / ハヤカワ文庫JA 2002) 作者のデビュー作です。「ムジカ・マキーナ」は日本語にすれば「音楽機械」――解説によれば、日本に「音楽SF」というジャンルを成立させた画期的な作品とのこと。音楽をテーマにした歴史ファンタジーとも読めますし、スチームパンクのような「こちらとは別の時間線に位置する世界…
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パルメランの夢 ☆☆☆

(パルメランの夢 / 井辻 朱美 / ハヤカワ文庫JA 1991) 作者の井辻さんの本業はファンタジー中心の翻訳家ですが、オリジナルの創作ファンタジーもぽつぽつと書いています。本書は「エルガーノの歌」に続く、第2作品集。自動人形のパルメランを主人公とするオムニバス「パルメランの夢」と、「パルメランの夢」にも登場する遍歴帽子屋ロフロ…
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蜃気楼の旅人 ☆☆☆

(蜃気楼の旅人 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2004) 『グイン・サーガ』の第98巻です。 舞台はノスフェラスへ移り、セムの村で療養(?)していたグインが、ついにおのれを取り戻すため旅立ちます。 旅立とうとしたグインを止めるため、ラゴンの族長ドードーは、命を賭けた勝負を挑みます(つまり、「行くなら、俺を倒してから行…
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夏の魔術 ☆☆☆☆

(夏の魔術 / 田中 芳樹 / 講談社文庫 2003) ライト風味のダークファンタジー・ホラーSF“来夢&耕平”シリーズ(←こういうシリーズ名が付いているかどうかは不明)の第1作です。何でもありのごった煮といった感じのジャンル分けですが、まさに80年代のクーンツが書きそうなジャンルミックス・モダンホラーをリリカルにライトに加工した…
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漂流戦艦ナビゲイル ☆☆☆

(漂流戦艦ナビゲイル / 田中 文雄 / ハヤカワ文庫JA 1989) 異世界ヒロイック・ファンタジー『大魔界』のシリーズ第6巻で最終巻です。物語としては独立していますが、前巻「死霊塔主ジマ・ディンゴ」や外伝「幻術師ダンカン」の流れを汲んでいますので、双方を読んでいないと分かりにくいですし、十分に楽しめないかもしれません。 …
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ノスフェラスへの道 ☆☆☆☆

(ノスフェラスへの道 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2004) 『グイン・サーガ』の第97巻です。前巻に引き続いて、ラスト10ページほどを除いて大きな動きはほとんどなく、地味に、淡々と物語は進みます。しかし、それだけに、登場人物たちの細やかな心の綾をじっくりと描き出す、コクのある人間ドラマに仕上がっていると言えます。 …
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聖竜師の誓い(上・下) ☆☆☆☆☆

(聖竜師の誓い 上・下 / 久美 沙織 / ハヤカワ文庫JA 2001) 『ドラゴンファーム』のシリーズ第3巻にして最終巻です。 第1巻「竜飼いの紋章」は、主人公フュンフが15歳の時の出来事――彼は落ちぶれていた名門デュレント牧場を立て直し、美少女ディーディーと出会い、伝説の地で竜と人間の真の関係を知ります。第2巻「竜騎手の誇り…
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竜騎手の誇り ☆☆☆☆

(竜騎手の誇り / 久美 沙織 / ハヤカワ文庫JA 2001) 「竜飼いの紋章」に続く『ドラゴンファーム』の第2弾です。世界設定などについては、第1巻の記事をご覧になってください。 「竜飼いの紋章」から3年。 主人公フュンフは18歳となり、恋人(?)ディーディーとの仲も相変わらずのようです。当時、落ちぶれ果てていた伝統あ…
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竜飼いの紋章 ☆☆☆☆

(竜飼いの紋章 / 久美 沙織 / ハヤカワ文庫JA 2001) 異世界ファンタジー『ドラゴンファーム』の第1巻です。 舞台となる世界では、馬や犬の代わりに、竜が普通に飼われています。爬虫類ならぬ爬乳類(爬虫類と哺乳類の特徴を併せ持っていますので、卵生でありながら、ちゃんと毛が生えています。ご先祖はカモノハシかも(^^;)で、小…
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豹頭王の行方 ☆☆☆

(豹頭王の行方 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2004) 『グイン・サーガ』の第96巻です。大きな事件はまったく起こらず、最後の15ページほどを除いて舞台も一ヶ所だけです。ただひたすら深刻な相談が行われるものの、事態は前向きに動き始めます(メンバーがみな本質的に前向きな人物ばかりですし)。実は、このような淡々とした、しかし深…
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山の上の交響楽 ☆☆☆☆

(山の上の交響楽 / 中井 紀夫 / ハヤカワ文庫JA 1989) 初期の『異形コレクション』の常連として読んでいた中井さんですが、本書はそのはるか以前、SFマガジンに発表された初期の作品をまとめた(たぶん)第1短篇集です。おどろおどろしいものが比較的多かった『異形コレクション』の中で、ファンタジックな作風が目立っていたような記憶…
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ドールの子 ☆☆☆

(ドールの子 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2004) 『グイン・サーガ』の第95巻です。今回は、これまでにも何回かあった、ひとまず大事件が終わった後始末とつなぎの巻だと思います。 ようやくアモンとヤンダル・ゾッグがもたらした悪夢から解放されたパロでは、クリスタルを中心に、生き残った人々が貴族から平民に至るまで、長く続…
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