テーマ:エッセイ・日本

新編 帯をとくフクスケ ☆☆☆

(新編 帯をとくフクスケ / 荒俣 宏 / 中公文庫 1996) 副題は、「複製・偽物図像解読術」となっています。そこからおわかりのように、過去に紹介した「図像学入門」や「図の劇場」、「アラマタ図像館」シリーズ等と同じく、オリジナルな一枚ものの絵や写真ではなく、印刷され配布される様々な図像を研究・分析し、その存在価値や目的・意義を…
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城 夢想と現実のモニュメント ☆☆☆

(城 夢想と現実のモニュメント / 澁澤 龍彦 / 河出文庫 2001) タイトルどおり、「城」をテーマとしたエッセイです。澁澤さんは、自ら「カステロフィリア(城砦愛好)」という造語を単行本の副題としたくらい、幼いころから「城」に憧れと執着を持っていたそうで、それが結実したのが本書だというわけです。また、本書が他のエッセイと違うの…
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江戸川乱歩随筆選 ☆☆☆

(江戸川乱歩随筆選 / ちくま文庫 /江戸川乱歩 1994) ジュブナイルではない乱歩作品を読み始めた中学のころ、春陽文庫も創元文庫も講談社文庫も光文社文庫も、乱歩全集の文庫はまだ出ておらず(たぶん……地元の書店に置いていなかっただけかもしれませんが)、手軽に入手できたのは青背表紙の角川文庫だけでした。ただし、角川版にはジュブナイ…
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猫はほんとうに化けるのか ☆☆☆☆

(猫はほんとうに化けるのか / 花輪 莞爾 / 徳間文庫 2002) 過去の記事で何度も書きましたが、「猫派か犬派か」と問われれば、100回中100回「猫派」と答えます(^^; 従って、書店の棚を探索していても、「猫」や「ネコ」という単語にばかり引っかかります。文学の中では、犬も猫も同等に扱われているように思いますが、犬は「愛」や…
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夢のある部屋 ☆☆☆

(夢のある部屋 / 澁澤 龍彦 / 河出文庫 2004) 河出文庫版『澁澤龍彦コレクション』の第43巻。西洋文学や芸術、オカルト系ではなく、澁澤さんが住んでいた鎌倉の町や自宅周辺の風物詩、趣味に没頭した夜昼逆転の私生活など、プライベートな側面を垣間見せてくれる異色のエッセイ集になっています。 前半の「夢のある部屋」(22のエッセ…
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ヨーロッパの乳房 ☆☆☆☆

(ヨーロッパの乳房 / 澁澤 龍彦 / 河出文庫 1987) 『澁澤龍彦コレクション』の一冊。タイトルから下世話な期待を抱くと、思い切り肩透かしを食いますので、ご注意を。なにせ、このタイトルなら、きっと表紙は印象派の裸婦画かなにかだろうと期待して見ると、そこには「ボマルツォの怪物」の写真が鎮座しています(笑)。 さて、本書は…
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唐草物語 ☆☆☆

(唐草物語 / 澁澤 龍彦 / 河出文庫 1999) 1979年に1年間にわたって文芸雑誌に連載された12篇の作品集です。 タイトルの「唐草」は「アラベスク模様」のことで、目に見える物質世界を超える無限のパターンを表します。そのタイトル通り、古今東西の様々な事象に題材をとって、無限の精神世界を目指す人々のエピソードを、ノンフィク…
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日本仰天起源 ☆☆☆

(日本仰天起源 / 荒俣 宏 / 集英社文庫 1994) 集英社文庫版『荒俣宏コレクション』の1冊。 こちらは、「日本仰天起源」というタイトルにはなっていますが、本当にびっくりするような「ものの起源」を紹介している記事はそれほど多くなく(でも収録エッセイの中で最長の「厠、便所、トイレの起源とは」は出色ですが)、日本の伝統文化やオ…
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私のプリニウス ☆☆☆

(私のプリニウス / 澁澤 龍彦 / 河出文庫 1996) 澁澤さん最晩年の作品。1985年から86年にかけて雑誌「ユリイカ」に連載されたものだそうです。 内容は、古代ローマの博物学者プリニウスの大著「博物誌」の内容を、特に体系的にするでもなく、澁澤さんの興味の赴くままに拾い読みし、紹介していくというもの。その意味で、あまりまと…
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悪魔の中世 ☆☆☆

(悪魔の中世 / 澁澤 龍彦 / 河出文庫 2001) 澁澤さんがまだ30代前半の頃、ヨーロッパ中世の悪魔を描いた美術を題材に、雑誌連載したエッセイをまとめたものです。連載から単行本が出るまで18年もかかっているそうで、これは澁澤さんの著作でも異色なことなのだとか。実際、まえがきによれば、「若書き」を全面的に改稿して単行本化したか…
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漫画と人生 ☆☆☆

(漫画と人生 / 荒俣 宏 / 集英社文庫 1994) 集英社文庫版『荒俣宏コレクション』の1冊。少女漫画家志望だったという(知りませんでした)荒俣さんの、マンガに関わるエッセイや対談を集めたもの。書かれたのは1970年代から90年代前半まで、幅広い範囲にわたっています。SFマガジンに掲載されたという自称“理科系少女漫画”「THE…
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古本マニア雑学ノート ☆☆☆☆☆

(古本マニア雑学ノート / 唐沢 俊一 / 幻冬舎文庫 2000) 思い返せば、初めて古本屋なるものに足を踏み入れたのは、高校生の頃でした。地元の町に1軒だけあった、いかにも黒っぽい(笑)お店で、文庫本を3冊買ったのを覚えています――タイトルまでしっかりと。現代教養文庫の「世界怪奇実話3 街を陰る死翼」(牧 逸馬)、講談社文庫の「…
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返品のない月曜日 ☆☆☆☆

(返品のない月曜日 / 井狩 春男 / ちくま文庫 1992) 副題が「ボクの取次日記」――取次とは何かというと、出版社と書店の仲介(まさに「取次」です)をする、つまり雑誌や書籍の問屋さんのこと。「東販」、「日販」という大手二社の名前は知っていましたが、著者の井狩さんは中堅どころの「鈴木書店」の社員で、かつて取引先向けの手書き冊子…
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カラサワ堂怪書目録 ☆☆☆

(カラサワ堂怪書目録 / 唐沢 俊一 / 知恵の森文庫 2003) 以前に読んだ(とは言っても、もう5年前ですな)「トンデモ怪書録」の続篇です。相変わらず、社会生活には何の役にも立たない“脳天気本”が(一部ビデオや映画も含む)37項目にわたって紹介されています。 紹介されている中で、読んだことがあるのは1冊だけ、存在を知っている…
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