魔術師を探せ! ☆☆☆☆

(魔術師を探せ! / ランドル・ギャレット / ハヤカワ・ミステリ文庫 2005) 作者ギャレットの代表作『ダーシー卿シリーズ』の日本オリジナル中編集です――とはいっても、長篇「魔術師が多すぎる」は、読んだつもりだったのですが、調べてみると未読でした(^^; どうも「~が多すぎる」シリーズ(シリーズじゃありません)はいくつもあるの…
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フロストルービンふたたび ☆☆☆

(フロストルービンふたたび / デトレフ・G・ヴィンター&トーマス・ツィーグラー / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第612巻です。前巻のラストで、ローダンはタウレクと、ローランドレのナコールはヴィシュナと、それぞれ自分にしかできない使命を果たすために、“バジス”から姿を消します。本巻では、それら二…
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塵よりよみがえり ☆☆☆☆

(塵よりよみがえり / レイ・ブラッドベリ / 河出文庫 2005) ブラッドベリには珍しく、長篇です――と思ったら、純粋の長篇ではなく、彼が過去に様々な雑誌や短篇集に書いてきた“一族もの”というテーマの作品群を中心に、それらをつなぐストーリーを追加して、“一族”の年代記を創り上げたという次第。たしかに、由来を知らずに読んでいると…
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我が月は緑(上・下) ☆☆☆☆

(我が月は緑 上・下 / 今日泊 亜蘭 / ハヤカワ文庫JA 1995) 文庫で上下巻合わせて1200ページを超える謀略・冒険SFで、「光の塔」の続編です。とはいえ、ハヤカワ文庫版の「光の塔」を読んだのは学生時代で、登場人物からストーリーから、すっかり忘れ去っていました(実際に本作が発表されたのも、「光の塔」から30年後だそうです…
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オクストーン人と提督 ☆☆☆☆

(オクストーン人と提督 / H・G・エーヴェルス&アルント・エルマー / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第611巻です。前巻後半のエピソードの続きが描かれ、二百の太陽の星をめぐる戦いに決着がつきます。 「オクストーン人と提督」(H・G・エーヴェルス):エレメントの十戒の基地の一つ、増強基地では…
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ハリマオ ☆☆☆☆☆

(ハリマオ / 伴野 朗 / 角川文庫 1987) タイトルの「ハリマオ」は、マレー語で「虎」のこと。昭和30年代の実写ドラマ「快傑ハリマオ」は、見た記憶がありません(なぜか主題歌は歌えます(^^;)が、存在は知っていました。実は、この「ハリマオ」にはモデルとなった人物がおり、戦時中には「マライの虎」という戦意高揚映画も作られてい…
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早春の少年 ☆☆☆☆

(早春の少年 / 栗本 薫 / 講談社文庫 2004) 副題が「伊集院大介の誕生」となっているように、中学生時代の伊集院大介を主人公とした「十六歳の肖像」ならぬ「十四歳の肖像」です。 時は高度成長期――。山間の地方都市、平野市も都市開発や工業化、より大きな周辺都市のベッドタウン化などの波が押し寄せています。閉鎖的な田舎町だっ…
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幸運な死体 ☆☆☆☆

(幸運な死体 / クレイグ・ライス / ハヤカワ・ミステリ文庫 1982) 酔いどれ弁護士ジョン・J・マローンが活躍(?)するシリーズ第8作。 暗黒街の顔役ビッグ・ジョーが酒場“ハッピー・デイズ”で射殺され、ジョーの愛人アンナ・マリーが現行犯逮捕されます。アンナ・マリーは、“ハッピー・デイズ”の個室でビッグ・ジョーと話していたと…
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魔法の地図はいわくつき! ☆☆☆

(魔法の地図はいわくつき! / ロバート・アスプリン / ハヤカワ文庫FT 2002) ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第11巻です。ただし、前巻のラストを受けた内容ではなく(だからギャオンの運命はまだわかりません)、番外編的な扱いで、時系列的には第3巻と第4巻の間のエピソードです。なぜこうなったかという事情は作…
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最後の戦闘航海 ☆☆☆☆

(最後の戦闘航海 / 谷 甲州 / ハヤカワ文庫JA 1991) 『航空宇宙軍史』シリーズの1冊。 時系列的には、第一次外惑星動乱の終了直後、戦後処理の時代を舞台にしています。5つの短篇で構成されていますが、通して読むと一つの長篇となっているオムニバス短篇集と言えます。 「最後の戦闘航海」:外惑星動乱は、外惑星連合が降伏し…
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ソフトウェア ☆☆☆

(ソフトウェア / ルーディ・ラッカー / ハヤカワ文庫SF 1992) ラッカーの第3長篇で、第1回フィリップ・K・ディック記念賞を受賞した、事実上の出世作です。 20世紀、ロボットはアシモフの「ロボット工学の三原則」に基づいて設計・運用されていました。しかし、科学者のコッブ・アンダスンは、ロボット(バッパーと呼ばれます)…
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“つむじ風”ミュータント ☆☆☆

(“つむじ風”ミュータント / H・G・フランシス&H・G・エーヴェルス / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第610巻です。前半は前巻の続きで深淵のグレイ領土が舞台ですが、後半は第607巻の続きで、眠れる宇宙巨人の意識世界に建設されたエレメントの十戒の作戦基地に舞台が移ります。 「“つむじ風”…
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ヴェガ暗黒時代 ☆☆☆☆

(ヴェガ暗黒時代 / ミシェル・シュテルン / ハヤカワ文庫SF 2019) 『ローダンNEO』の第3シリーズの第2巻です。 前巻で、不治の癌を宣告されたクレストは、最後の望みをかけて、不死に繋がっているかもしれない大西洋の海底基地に設置されていた転送機の使用し、超能力者タチアナ、トプシダーの賢者トルケル=ホンと共に姿を消してし…
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剣と薔薇の夏(上・下) ☆☆☆☆

(剣と薔薇の夏 上・下 / 戸松 敦矩 / 創元推理文庫 2005) 2005年の日本推理作家協会賞を受賞した重厚な歴史ミステリです。作者の戸松さんは初読みですが(実はこれまで名前も知りませんでした)、たいへん寡作な作家で、数冊のミステリを出しているだけとのこと(本作は執筆開始から完成まで17年かかったとか)。 舞台は南北戦…
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ハルト人ソクラテス ☆☆☆

(ハルト人ソクラテス / ペター・テリド&H・G・フランシス / ハヤカワ文庫SF 2020) ペリー・ローダン・シリーズの第609巻です。前巻に引き続き、深淵でのアトランとサリク、レトス=テラクドシャンの行動が描かれます。 「グレイの国での冒険」(ペーター・テリド):なんかベタなタイトルですが、原題そのまま(笑)。スタルセ…
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みんな行ってしまう ☆☆☆☆

(みんな行ってしまう / マイケル・マーシャル・スミス / 創元SF文庫 2005) 作者は「死影」三部作を書いたマイケル・マーシャルと同一人物です(こちらの名前がメインで、マイケル・マーシャルのほうが別名義だとか)。「死影」はミステリ風味のホラー長篇でしたが、こちらは短篇集。純粋ホラーやダークファンタジー風味を中心に、SF要素の…
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預言者ノストラダムス ☆☆

(預言者ノストラダムス―あらかじめ語られた未来― / ジェイムズ・レイヴァー / 小学館文庫 1999) 日本語版が出版されたのは1999年ですが、原書が書かれたのは1942年で、改訂版が1952年、翻訳はこの1952年版に基づいているそうです。「トンデモ大予言の後始末」で山本弘さんが「驚いた。こんな[昔の]本まで訳されるとは」と…
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亜細亜の曙 ☆☆☆

(亜細亜の曙 / 山中 峯太郎 / 少年倶楽部文庫 1975) 「わが日東の剣俠児」(「敵中横断三百里」所収)で初登場した天下無双の快男児、本郷義昭が、世界征服を狙う某国(大人の事情からか(笑)、国名は「〇国」と伏字にされています)の陰謀を暴き、友好国の協力者と共に敵の計画を瓦解させます。本郷義昭の人物像については、上記記事をご覧…
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思考機械の事件簿3 ☆☆☆

(思考機械の事件簿3 / ジャック・フットレル / 創元推理文庫 1998) 「思考機械の事件簿」第3巻(最終巻)です。 このシリーズの概要や、主役である思考機械ことヴァン・ドゥーゼン教授の人となりについては、1巻、2巻の記事をご覧ください。 本書には、短篇6作品と、思考機械が登場する唯一の長篇「金の皿盗難事件」(作者の長篇第…
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深淵の騎士たち ☆☆☆

(深淵の騎士たち / エルンスト・ヴルチェク / ハヤカワ文庫SF 2020) ペリー・ローダン・シリーズの第608巻です。605巻前半のエピソード「グレイの領主」以来、深淵が舞台となり、アトランとジェン・サリクの苦闘が描かれます。 「鋼の支配者の呼びかけ」:「グレイの領主」で、スタルセンをはじめ深淵全体を蝕みつつあるグレイ…
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