狂桜記 ☆☆☆

(狂桜記 / 栗本 薫 / 角川文庫 2005) 副題が「大正浪漫伝説」となっているように、『六道ヶ辻』シリーズと同じ(架空の?)大正時代を舞台にしたゴシック・ホラー・ミステリです。 東京まで列車で1時間ほどの関東地方の地方都市・南吾野(海と山が近くにあるという描写から、湘南のどこかがモデルと思われます)の名家、柏木家の屋敷…
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スマイラーとスフィンクス ☆☆☆

(スマイラーとスフィンクス / エルンスト・ヴルチェク&ペーター・グリーゼ / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第621巻です。舞台は故郷銀河に戻り、謎の海賊放送局アケローンの正体を探るロナルド・テケナーの動きが描かれます。 「スマイラーとスフィンクス」(エルンスト・ヴルチェク):ツナミ艦隊司令…
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キング・コング ☆☆☆

(キング・コング / エドガー・ウォーレス&メリアン・C・クーパー / 創元推理文庫 2005) 1933年公開の映画「キング・コング」(第1作)のノヴェライゼーションです。ただし、いろいろといわくつきのようで・・・。 まず、英文の奥付にconceived by Edger Wallace & Merian C. Cooperと…
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女囮捜査官2 視覚 ☆☆☆☆

(女囮捜査官2 視覚 / 山田 正紀 / 幻冬舎文庫 1998) 『五感推理シリーズ』の第2巻です。登場人物や設定の詳細は、第1巻「触覚」の記事をご覧ください。 首都高速南池袋パーキングエリアで大事故が発生します。深夜の2時、居眠り運転のトラックが突っ込んでタンクローリーに衝突し、漏れたガソリンに引火して駐車中の何台もの車を…
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メガロポリスの虎 ☆☆☆

(メガロポリスの虎 / 平井 和正 / 角川文庫 1981) 作者の処女長篇です(実は、そうと知らずに読んでいました(^^;)。田中光二さんの「メガロポリスの戦士」と同じようなアクションSFかと思っていたら、まったく違っていました(タイトルが似ているからって、内容も似ていると考えるのは浅はかというもの)。 未来の日本(日本し…
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始末屋ジャック 幽霊屋敷の秘密(上・下) ☆☆☆☆

(始末屋ジャック 幽霊屋敷の秘密 上・下 / F・ポール・ウィルスン 2005) 『始末屋ジャック』シリーズの第6作です。 前作『始末屋ジャック 見えない敵』で肉親のひとりを失ったジャックは、落ち込んだ気分のままでいました。そんなジャックを元気づけるため。恋人ジーアは友人たちのパーティに連れていきますが、それがきっかけでジャ…
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死人の鏡 ☆☆☆☆

(死人の鏡 / アガサ・クリスティ / ハヤカワ・ミステリ文庫 1987) エルキュール・ポアロものの中短篇4作を収録した作品集で、原書はクリスティの8冊目の短篇集だそうです。収録作品はいずれも創元推理文庫版「クリスティ短篇全集」の4巻(「砂にかかれた三角形」)、5巻(他の3篇)に収録されており、中学時代にすでに読んでいました。も…
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終着の浜辺 ☆☆☆

(終着の浜辺 / J・G・バラード / 創元SF文庫 2005) バラードの短篇集。以前は「時間の墓標」というタイトルでした。まったく同じ内容ですので、間違ってダブって買わないように(←またも、やらかしたらしい)。 暗めで(笑)哲学的なテイストの短篇が、9作品収められています。 「ゲームの終わり」:政治犯として死刑を宣告さ…
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唾棄すべき男 ☆☆☆☆

(唾棄すべき男 / マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー / 角川文庫 1982) 『マルティン・ベック・シリーズ』の第7作です。 ストックホルム警察のニーマン主任警部は、持病(明記されていませんが、消化器系の腫瘍らしい)が悪化してマウント・サバス病院に入院していましたが、深夜、病室に侵入した何者かに惨殺されます。凶器は銃…
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深淵の独居者 ☆☆☆☆

(深淵の独居者 / アルント・エルマー&ペーター・グリーゼ / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第620巻です。前巻に引き続き、深淵を舞台にアトランら深淵の騎士とグレイ勢力との戦いが続きます。 「深淵の独居者」(アルント・エルマー):ジャシェムのテクノトールたちを支配する長老、現在の"深淵の独居…
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鎧なき騎士 ☆☆☆

(鎧なき騎士 / ジェームズ・ヒルトン / 創元推理文庫 1995) J・ヒルトンと言えば、世間では「チップス先生さようなら」の作者として知られていますが、個人的には「学校の殺人」や「失われた地平線」の作者というイメージのほうが強いです(^^ この「鎧なき騎士」は、タイトルを一見すると中世騎士物語のように思えますが、実は20世紀…
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秘密国家ICE ☆☆☆

(秘密国家ICE / フレッド・ホイル / ハヤカワ文庫SF 1981) 科学者作家ホイルの第2長篇です。第1作「暗黒星雲」を読んだのは学生時代でしたが、出版元が早川や創元でなく「法政大学出版局」だったのは、やはり当時はホイルがSF作家ではなく天文学者と認識されていたからでしょうか。 時は1970年(原書が発表されたのは19…
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旅する女 ☆☆☆

(旅する女 / 小松 左京 / 角川文庫 1979) 小松左京さんと言えば「SF作家」というイメージが強いですが、SF的要素の薄い(あるいは、ない)怪奇幻想小説や抒情小説も書いています。タイトルの末尾に「女」がつく短篇シリーズなどが、その代表ですが(光文社文庫版「旅する女」は、「女」シリーズのコンプリート版です)。本書は、「女」シ…
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宇宙神の不思議 ☆☆☆☆

(宇宙神の不思議 / 二階堂 黎人 / 角川文庫 2005) 水乃サトルが探偵役を務めるミステリシリーズの第5作ですが、大学生時代のサトルを描く「~の不思議」ものとしては「奇跡島の不思議」に続く第2作です。「奇跡島」を読んだのは15年以上前で、ストーリーなどまったく忘れていましたが、あの島で事件に巻き込まれてサトルに救われた武田シ…
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宇宙多重人格者 ☆☆☆

(宇宙多重人格者 / リチャード・A・ルポフ / 創元推理文庫 1983) 先日読んだ「神の剣 悪魔の剣」の作者ルポフの長篇SF(ルポフの本業(?)はSFです)。タイトルが示すように主人公は多重人格者ですが、そればかりではなく、様々な世界・時間で、いくつものストーリーが錯綜して進んでいくメタフィクション仕立ての多重プロット作品でも…
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