予知夢 ☆☆☆

(予知夢 / 東野 圭吾 / 文春文庫 2003) 『探偵ガリレオ』のシリーズ第2作。第1作に続き(読んだのは15年も前ですが(^^;)、今回も短篇集です(初長篇は、第3作「容疑者Xの献身」。そのうち登場)。 前作同様、警視庁捜査一課の草薙刑事が、オカルトめいた怪奇な事件にぶつたるたびに、友人の物理学者で帝都大学助教授の湯川学の…
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魑魅魍魎列島 ☆☆☆

(魑魅魍魎列島 / 東 雅夫:編 / 小学館文庫 2005) 小学館文庫版『妖怪文藝』シリーズ全3巻の<巻之参>つまり最終巻です。 本巻は、特定の妖怪をテーマにしているわけではなく、地理的要素を重視して、タイトル通り「日本列島各所で言い伝えられている魑魅魍魎」いわば「ご当地妖怪」(笑)を紹介しています。そのためか、前2巻のように…
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裏モノの神様 ☆☆

(裏モノの神様 / 唐沢 俊一 / 幻冬舎文庫 2005) アングラな話題に関しては第一人者の“へんなもの評論家”、唐沢さんのディープな蘊蓄本です。 唐沢さんが実際に知り合いだったり所有していたり、海外のネタ元などを知っていたりする、ヘンな人、ヘンな本、ヘンなビデオ、ヘンな食べ物、ヘンな玩具、ヘンな道具など、健全な生活を送ってい…
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見えない友だち34人+1 ☆☆☆☆

(見えない友だち34人+1 / 風見 潤:編 / 集英社文庫コバルトシリーズ 1980) 「海外ロマンチックSF傑作選」の第3巻です。本書は長篇「魔術師」と短篇3作品が収録されており、ヘンダースンとヤングは、第2巻から引き続いての登場です(それだけ、この二人にはこのテーマの佳作が多いということでしょう)。他の2名は、初読みでした。…
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たんぽぽ娘 ☆☆☆☆☆

(たんぽぽ娘 / 風見 潤:編 / 集英社文庫コバルトシリーズ 1980) 「海外ロマンチックSF傑作選」の第2巻です。第1巻に続き、リリカルなSF・ファンタジー短篇が8作品、収められています。初読みの作家は2名(ワルシャフスキーとリー)でした。 「たんぽぽ娘」(ロバート・F・ヤング):妻アンに急用ができたため、ひとりきりで…
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魔女も恋をする ☆☆☆☆

(魔女も恋をする / 風見 潤:編 / 集英社文庫コバルトシリーズ 1980) 昭和の後期、まだ「ラノベ」などという呼称が存在せず、少年少女向けの小説が「ジュニア小説」と呼ばれていた時代、代表的な文庫として集英社コバルトシリーズというレーベルがありました(一般向けの「集英社文庫」が発刊される前です。現在も「集英社コバルト文庫」とし…
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旭日の艦隊3 ☆☆☆

(旭日の艦隊3 / 荒巻 義雄 / 中公文庫 2005) 文庫版『旭日の艦隊』の第3巻です。今回は艦隊による大きな戦闘も少なく、前半では戦争に臨む日本(大高首相)とドイツ(ヒトラー総統)の思想や世界観を対比させて描かれるとともに、後半では世界史を裏から支配する“影の世界政府”の全貌が露わになります。 「英本土上陸開始」:ナチ…
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女囮捜査官1 触覚 ☆☆☆☆

(女囮捜査官1 触覚 / 山田 正紀 / 幻冬舎文庫 1998) 『五感推理シリーズ』の第1巻です。1巻の「触覚」から始まって、「視覚」、「聴覚」、「嗅覚」、「味覚」と続きます。読んだのは幻冬舎文庫版ですが、直近では朝日文庫から「おとり捜査官」というタイトルで再刊されていますので、そちらのほうが入手しやすいかもしれません(同じシリ…
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放浪処女事件 ☆☆☆☆

(放浪処女事件 / E・S・ガードナー / ハヤカワ・ミステリ文庫 1983) 『ペリー・メイスン・シリーズ』中期の作品(32作目の長篇のようです)。 ペリー・メイスンは、クライアントのデパート経営者アディスンから、浮浪罪で警察に勾留されている若い娘ベロニカ・デールを身請けするよう依頼を受けます。聞けば、ベロニカはヒッチハイ…
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角兵衛獅子 ☆☆☆

(角兵衛獅子 / 大佛 次郎 / 少年倶楽部文庫 1975) 雑誌「少年倶楽部」に、昭和2~3年に連載された、初のジュブナイル版「鞍馬天狗」小説です。作者は、この3年前に「鞍馬天狗」ものの第1作(短篇)を発表しており、昭和40年まで長短篇合わせて47作品を発表しているそうです。本作は、鞍馬天狗を「小父さん」と呼んで慕う杉作少年の初…
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赤い箱 ☆☆☆

(赤い箱 / レックス・スタウト / ハヤカワ・ミステリ文庫 1981) ネロ・ウルフ・シリーズの第4長篇。ウルフが「毒入りチョコレート事件」(違)に挑み、今回はウルフが「外出する」という珍しいシーン(笑)も見られます。 ニューヨークの一流洋装店マグネヤーで、詰め合わせのお菓子を食べたモデルが死亡します。部屋には他に二人のモ…
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惑星チョルト奪還作戦 ☆☆☆

(惑星チョルト奪還作戦 / トーマス・ツィーグラー&クルト・マール / ハヤカワ文庫SF 2020) 『ペリー・ローダン・シリーズ』の第616巻です。いかにもスぺース・オペラらしいワクワクするようなタイトルですが、この「惑星XX○○作戦」というのは、意外にも本シリーズでは“ポスビ・サイクル”初期の「惑星サオス包囲作戦」(第58巻の…
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失われた部屋 ☆☆☆☆

(失われた部屋 / フィッツ=ジェイムズ・オブライエン / サンリオSF文庫 1979) 作者オブライエンは、アイルランド出身の19世紀のアメリカ作家ですが、南北戦争に従軍して33歳で亡くなっています。SF的な要素を含んだものや、当時流行していたスピリチュアリズム(心霊主義)に影響された怪奇幻想作品を書いており、いくつかの作品は様…
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ムレムの書4 聖跡を赴く者 ☆☆☆

(ムレムの書4 聖跡を赴く者 / マシュー・J・コステロ / 富士見文庫 1991) 猫型種族ムレムが支配する異世界を舞台とするファンタジー『ムレムの書』の第4巻です(原書では、第3作の前半に当たります)。どうやら原書では1作ごとに作者が代わっているようで、今回(と原書の後半に当たる第5巻)は初顔のコステロが書いています。 …
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宿命の始動 ☆☆☆☆

(宿命の始動 / マーガレット・ワイス / 富士見文庫 1996) スペースオペラ『ディオン・スターファイア』の第5巻です。ラス前(笑)となり、クライマックスへ向けて、事態は緊迫感を増していきます。シリーズの舞台設定や時代背景、登場人物につきましては、第1巻「反逆の天使」の記事をご覧ください。 前巻、闇の傀儡師アブデルのくび…
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不老不死の世界 ☆☆

(不老不死の世界 / ジェフリー・ロード / 創元推理文庫 1984) 『リチャード・ブレイド・シリーズ』の第10巻です。9巻を読んでから7年近く経っていますが、ストーリーは独立していますので、無問題です。 前回のX次元での冒険から期間して以来、ブレイドの身体に深刻な(笑)異変が起きていました。つまり、平たく言えば、こちらの…
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テレパス狩りの惑星 ☆☆☆

(テレパス狩りの惑星 / 矢野 徹 / ハヤカワ文庫JA 1992) 前巻のラストで、忍者惑星テラ2での任務を終えたムナカタとムラサキが乗った偵察艇ハツユキは、突然出現した未知の宇宙船の攻撃を受けます。すわ、エリミネーターの黒幕の登場かと思われましたが、Z星人と名乗る相手は無関係で、攻撃は誤解だったと詫び、ハツユキを地球まで送り届…
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あでやかな標的 ☆☆☆

(あでやかな標的 / ベン・ベンスン / 創元推理文庫 1976) 昨日の「女狩人は死んだ」と同じウェイド・パリスものの1冊です。 マサチューセッツ州の小都市ウェリントンは、シカゴの暗黒街から流れてきた悪徳金融業者オーガスティンに牛耳られており、その影響力は市政や財界、警察上層部にまで及んでいました。ウェリントン市警のマディ…
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戦士ブラク対女錬金術師 ☆☆☆☆

(戦士ブラク対女錬金術師 / ジョン・ジェイクス / 創元推理文庫 1977) 「ブラク・シリーズ」の第2巻です。世界観や成立の経緯については、第1巻「戦死ブラク対謎の神殿」の記事をご覧ください。前巻が短篇集だったのに対し、今回は長篇です。ストーリーは独立していますが、前巻のエピソードと密接なつながりもあるため、やはり第1巻を先に…
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女狩人は死んだ ☆☆☆

(女狩人は死んだ / ベン・ベンスン / 創元推理文庫 1976) ベンスンの作品は、これまで代表作「脱獄九時間目」を中学の時に読んだだけでした。凶悪な囚人たちが、隠れてトンネルを掘るなどという面倒な手段を取らず、看守を人質に取って正面突破を図り、警官隊との緊迫したやり取りが描かれた作品でした。作者ベンスンは、マサチューセッツ州警…
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三つの顔 ☆☆☆

(三つの顔 / カトリーヌ・アルレー / 創元推理文庫 1980) アルレー中期の長篇で、第1回フランス・サスペンス小説大賞の受賞作だそうです(この賞がどのようなものなのか、調べましたがよくわかりませんでした)。発端こそセンセーショナルな殺人事件ですが、特にリアルタイムで犯罪や捜査が行われるわけではなく、物語は心理サスペンス風に淡…
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模型の時代 ☆☆

(模型の時代 / 小松 左京 / 角川文庫 1979) いかにも「昭和のSF」といったノスタルジック(?)な短篇集です。ナンセンスなスラップスティック、エロチック、パロディ、シリアスな内容など、バラエティに富んだ’(というか、ぶっ飛んだ?)11作品が収録されています。 「模型の時代」:あらゆる病気や労働から解放された人々は、…
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啓示空間 ☆☆☆☆☆

(啓示空間 / アリステア・レナルズ / ハヤカワ文庫SF 2005) 作者の第1長篇で、文庫1冊で1000ページを超える大作です。レナルズ作品は、これまで「90年代SF傑作選」の上巻に収録された「エウロパのスパイ」を読んでいますが、そのサイバーな世界観やハードボイルドなタッチが、ボリュームに合わせるかのように本作では幾何級数的に…
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運命の姉妹 ☆☆☆☆

(運命の姉妹 / デイヴィッド&リー・エディングズ / ハヤカワ文庫FT 2005) 『ベルガリアード物語』、『マロリオン物語』の前史を描く『魔術師ベルガラス』三部作の姉妹篇(正しくは親子篇?)『女魔術師ポルガラ』三部作の第1作です(こちらも、分厚い1冊の原書を邦訳では3分冊にしているわけですが)。ベルガラスの娘ポルガラが、父の物…
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