魔法無用の大博奕! ☆☆☆

(魔法無用の大博奕! / ロバート・アスプリン / ハヤカワ文庫FT 1999)

ユーモア・ファンタジー『マジカルランド』シリーズの第6巻です。
ディーヴァの市場を仕切るシンジケートの代表として高給を得ているスキーヴは、賭場を経営するギークの誘いに乗って、ろくにルールも知らない“ドラゴン・ポーカー”に手を出します。軍資金の金貨2000枚をすっからかんにするつもりで勝負に臨んだスキーヴは、無欲の勝利と言うかビギナーズ・ラックと言うか、とにかく大勝ちしてしまいます。負けが込んだガーコは、借金のカタを置いていきますが、なんとそれは、10歳になるかならないかといういたいけな少女マーキーでした。スキーヴは目を白黒させますが、カタにされることに慣れているマーキーは澄ましたもの。
自宅に帰って相棒オゥズの説教をどうにか切り抜けたスキーヴですが、一難去ってまた一難、組織の顔役ドン・ブルースが「有望株のスキーヴに所帯を持たせよう」と考え、姪っ子のセクシー・ダイナマイト(笑)、バニーを送り込んできます。ドンの意図を汲んでか、まずスキーヴの“イロ”になるべく積極的に行動するバニーは、スケスケ下着だけの姿でスキーヴのベッドにもぐり込んできたり、スキーヴはおちおち眠ることもできません。健康的に(笑)知り合うべく、マッシャに同行させてバニーとマーキーを連れて市場へ出かけてみれば、癇癪を起こしたマーキーがキャリー(@スティーヴン・キング)もかくやという大混乱を引き起こします。一方、バニーはスキーヴに似合いの服をコーディネートするという意外な才能を垣間見せます。さらに、バニーはオゥズ以上の金銭感覚を持つ天性の会計士だと気付いたスキーヴは、情婦ではなく秘書兼会計係としてバニーを手元に置くことにします。一方、バニーの存在を知って心穏やかでないタンダは、姿を消してしまいます。
輪をかけるように、不穏な噂がスキーヴたちのもとへ届きます。スキーヴがドラゴン・ポーカーで大勝利したことを聞きつけた伝説のポーカー・プレイヤー、通称“坊主”が戦いを挑んできていました。さらに、戻って来たタンダは、どんな人気者の評判もどん底まで落として失脚させてしまうという凄腕の“名折り屋”アックスが、大魔術師スキーヴをターゲットとして雇われたという情報をもたらします。スキーヴは、バニーこそアックスなのではないかと疑い、スキーヴに脅威をもたらす存在を本能的に察知するギャオン(スキーヴが飼って(?)いるドラゴン)の反応も、それを裏付けているかのようでしたが、確証は得られません。
“坊主”とスキーヴのドラゴン・ポーカーでの対決は、ギークの賭場での差しの公開競技となり、市場じゅうの注目を集めます。25万枚の金貨を賭けた一発勝負の結果は――。そしてアックスの正体も明らかになります。
事件が落着し、おなじみのメンバーを集めたスキーヴは、新たな事業を提案します――詳細は次巻にて。

オススメ度:☆☆☆


魔法無用の大博奕!―マジカルランド (ハヤカワ文庫FT)
魔法無用の大博奕!―マジカルランド (ハヤカワ文庫FT)

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