冒険・スパイ小説ハンドブック ☆☆☆

(冒険・スパイ小説ハンドブック / 早川書房編集部:編 / ハヤカワ文庫NV 1992)

ハヤカワ文庫からは、海外の翻訳作品を対象としたジャンル別のガイドブック「SFガイドブック」や「ミステリ・ガイドブック」などを出していますが、この「冒険・スパイ小説ガイドブック」も、その一環です。
本書は、「ミステリマガジン」1992年5月号で募集した冒険小説・スパイ小説のアンケート結果を中心に、このジャンルを「冒険小説」、「海洋冒険小説」、「スパイ小説」、「情報・謀略小説」の4つのサブジャンルに分け、それぞれの人気ベスト30の作品を紹介するとともに、そのサブジャンルの歴史や特徴を記載しています。また、作者と作品の紹介ばかりでなく、主人公や敵役、登場する武器や兵器、乗り物、様々な作品の背景となっている歴史上の出来事などについても、マニアックな記事が満載です。好きな人にはたまらないのでしょうね(^^
もともと、このジャンルは守備範囲内というわけではりません。それでも、ハガードやヴェルヌなどの「“秘境”冒険小説」は大好きですし、たまたま「面白そうだな」と思ったものはぽつりぽつりと読んでおり、総合ベスト100のうち15冊は既読で、7作品は入手済みで待ち行列に入っていました。つまり、このジャンルは「嫌い」とか「苦手」というわけではなく、「これ以上、手を広げたら収拾がつかなくなるので、名の通った作者の名の通った代表作だけでも目を通しておくか」というコンセプト(?)で、関わってきたというわけです。
そんな、このジャンルの数少ない読書体験の中で、本書では(出版年等の関係もあり)詳しく扱われていませんが、お勧めの作品を3作挙げておきます(順不同)。

・「イローナの四人の父親」(A・J・クィネル 新潮文庫)
・「大洞窟」(クリストファー・ハイド 文春文庫)
「フェイス!」(マックス・マーロウ 創元ノヴェルズ)

なお、解説記事の中にはネタバレも見られるため、これから読みたいという作品については、記事に目を通さないほうがいいかもしれません(読まなきゃ、どんな作品かわからない、というのもごもっともですが(^^;)

オススメ度:☆☆☆






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック