妖精の国への誘い ☆☆☆

(妖精の国への誘い / アヴリル・ロッドウェイ / 福武文庫 1991)

ヨーロッパの妖精に関する(一部、日本や中国のお話もありますが)初心者向けの入門書。西洋妖精学に関する日本の第一人者、井村君江さんが翻訳し、詳細な注釈を加えています。カラーの挿絵も多く収録されており、妖精に関する基本的情報は網羅されています。ただ、これ1冊だけでは、やや物足りなさも残りますので、井村さんの訳書や著作、「妖精とその仲間たち」「妖精Who's Who」(いずれも、ちくま文庫)などと併読すれば、ヨーロッパの妖精について基本的な知識を得ることができます。
ここからさらに妖精の世界に分け入っていく場合、学究的にマニアックにいくなら、トマス・カイトリーの著作やキャサリン・ブリッグズの「妖精事典」に手を伸ばしましょう。妖精物語のフィクション系に進むのであれば、ちくま文庫の「ケルト妖精物語」や「ヴィクトリア朝妖精物語」、現代教養文庫の民話集など、原型を体験した後で、20世紀から現代のファンタジー作家の著作へ至ればいいでしょう。ビジュアル系を極めるのであれば、図書館や古書店をあさって、大判の「フェアリー」(サンリオ)や「妖精異郷」(国書刊行会)といったイラスト満載のビジュアルブックを探してみましょう。

オススメ度:☆☆☆


妖精の国への誘(いざな)い (福武文庫―JOYシリーズ) - アヴリル ロッドウェイ
妖精の国への誘(いざな)い (福武文庫―JOYシリーズ) - アヴリル ロッドウェイ

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