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zoom RSS グラマリエの魔法家族6 魔術師の反乱 ☆☆☆☆

<<   作成日時 : 2017/10/06 21:46   >>

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(グラマリエの魔法家族6 魔術師の反乱 / クリストファー・スタシェフ / 富士見文庫 1990)

『グラマリエの魔法家族』のシリーズ第6巻(原書の第4巻)です。

第5巻の事件から2年――赤ん坊だった末っ子グレゴリーは3歳になり、長男マグナスは反抗期を迎え、7歳になった長女コーディリアは早くも“女”を武器にすることを覚え(笑)、5歳になった次男ジェフリーはやんちゃ盛りということで、ロッドもグウェンディロンも気が休まる暇がありません。おまけに、あの事件で異世界を訪れ、大魔法使いとして覚醒して以来、ロッドは新たな悩みを抱えています。異世界の分身である魔法使いカーン卿の短気な性格が次元を超えてロッドに作用し、癇癪を起したロッドは抑えが効かなくなってしまうのです。今のところ、家族の協力でかろうじて危機は回避できていますが、このまま進んでいけば、いつか大切な妻や子供たちを魔力で傷つけてしまうことになるでしょう。
そんな折、王国の北方から不穏な噂がもたらされます。正体不明の魔法使い集団が地方の領主たちの地位を奪い、農民たちを支配しているというのです。王国の北の守りの要であるロマノフ公爵までが敵の軍門に下ったという未確認情報もあります。チュアン王が送り込んだ密偵も次々と消息を絶ってしまい、テレパシー能力のある魔女軍団も有効な情報を得られず、実態がつかめないのが現状でした。チュアン王の依頼を受け、ロッド一家は6人全員が旅の鋳掛屋の家族に変装し、北方に調査に赴くことになります。
進むにつれ、何者かに監視されている感じが強くなり、魔法ゴケが変じた魔物の群れに襲われたりしますが、子供たちはゲーム感覚であっさりと退けます。これを見たロッドは、子供たちが慢心して致命的な事態を招くのではないかと心配し、グウェンディロンともども引き返すよう訴えますが、ロッドを単独で行かせることこそ心配だと考えるグウェンディロンは全員で行くべきだと反論し、今しばらく一家は一緒に行動することになります。やがて、逃げる農民たちを負う兵士たちを袋叩きにしたロッド一家は、相手が地方領主に仕えていた国王に忠実な兵士たちで、何物かに催眠をかけられて操られていたことを知ります(ローダン的に言えば、敵の魔法使いの中にはヒュプノがいるということですね(^^;)。また、敵の首領の名前――魔法使いアルファーも知ることができました。
さらに北へ進んだ一行は、さらに強力な魔法使いの襲撃を受けます。今度の敵は物体瞬間移動能力の持ち主で(ローダン的には生体フィクティヴ転送機、ヤマト的にはデスラー戦法、ナデシコ的にはボソン砲(^^;)、こちらの体内に直接岩石を送り込んでこようとします。命中すれば致命的ですが、相手の狙いが正確でなかったために、今度もどうにか撃退することができました。しかし、命の危険にさらされたことで子供たちも冒険気分が消え、グウェンディロンも引き返すことを真剣に考え始めます。翌日、ロッド一家は大勢の兵士に追われる豪華な馬車を目撃し、兵士を撃退して乗っていた貴婦人と子供たちを救います。相手はロマノフ伯爵夫人その人でした。奥方の話によれば、ロマノフ公の居城はアルファーの率いる魔法使い軍団に攻撃され、妻と子供を馬車で逃がした後の公爵の消息は不明だといいます。そして、追跡してきた兵士たちは、みな元々は公爵に仕える兵士たちでした。ロッドは、公爵夫人と共に家族を南へ引き返させ、自ら単身(ロボット馬のフェスは一緒ですが)、敵の核心へ飛び込んでいく決断を下します。
こうして身軽になったロッドは、今度は市場へ野菜を売りに行く老農夫に化け、ロマノフ領の奥へと進んでいきます。途中、六尺棒で兵士と戦っている老修道士サイモンと知り合い、サイモンに微弱な超能力があることを知ります。そのような存在の常として、サイモンも自分を能力を隠して、隠者のような生活をしていましたが、アルファーの脅威が迫ってくるのを見てじっとしていられず、催眠にかかっ兵士を正気に戻す旅を続けていたのでした。意気投合した二人は旅を続け、とある村で、同じように微弱な超能力を持っているせいで村八分にされていたフラランを仲間に加えます。しかし、北に――アルファーの本拠へ近づくにつれ、フラランの態度が変わり始め、アルファーを賛美する言葉ばかりを発するようになります。そして、罠にかかったロッドは、今はアルファーが支配しているロマノフ公の城の地下牢に閉じ込められるのでした。
サイモンとフェスの助力で脱出したロッドは、城の最上階の一室で、すべての原因となっていたものを発見します。アルファーとの最終対決では、魔法一家が勢ぞろいし、おまけに考え深いサイモンの助言によって、ロッドは自分の癇癪をコントロールできるようになるのでした。

オススメ度:☆☆☆☆




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