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zoom RSS 火の山 ☆☆☆

<<   作成日時 : 2017/09/14 21:38   >>

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(火の山 / 栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 2005)

『グイン・サーガ』の第102巻です。
前巻の直接の続きで、ストーリー展開は非常にシンプルですが、密度の濃い内容になっています。

ユラ山脈でゴーラ軍の追跡からは逃れたものの、山火事に追われるグインとスカール率いる騎馬の民は、次第に山頂へと追い詰められていきます。
一方、ゴーラ遠征部隊は、グインとの一騎打ちで重傷を負ったイシュトヴァーンに代わって親衛隊長マルコが指揮を取り、タルフォの砦に入っていました。意識を失ったイシュトヴァーンが回復するまで動くことはできず、補給もままならないため、マルコは首都イシュタルを守る宰相カメロンに使いを送り、援軍を要請しますが、連絡がつくまでには相当の時間がかかりそうでした。街の不良少年上がりに過ぎない士官たちは浮足立ち、マルコもヴァラキア時代からの昔馴染みというよしみでイシュトヴァーンに付き従っているマルコも、不安にさいなまれています。十分な手当てもできないまま、イシュトヴァーンは高熱にうなされ、生死の境をさまよっていました。
熱にうかされる中、イシュトヴァーンの意識に、これまで彼と関わったせいで死んでいった無数の死者たちが浮かび上がってきます。中でもイシュトヴァーンへの妄執にかられるアリストートスの死霊は執拗にイシュトヴァーンに付きまとい、共に地獄へ落ちるよう呼び掛けてきます。しかし、イシュトヴァーンはかろうじて怨霊たちから逃れ、意識を取り戻します。
そして、怨霊たちと出会い、解放されたことで、イシュトヴァーンの心のうちにわだかまっていた闇が晴れたようでした。ほっとして見守るマルコに、イシュトヴァーンは新たな展望と希望を語ります。
グインとスカールらは、とある山の頂上で行き場をなくし、迫りくる炎を見守るばかりでした。重傷を負った者たちはすでに自らを炎に委ねて犠牲となり、馬たちも怯えて、騎馬の民たちにも抑えきれなくなっています。そこへ現れたのは、闇の司祭グラチウスでした。グラチウスは、魔道でグインやスカールを救えるのは自分だけだと語り、命を助ける代わりに言うことを聞くよう説得しますが、グラチウスの魂胆を読み切っているグインは応じようとしません。炎が迫る中、繰り広げられた心理戦の結果は――。

オススメ度:☆☆☆




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