イクシーの書庫

アクセスカウンタ

zoom RSS ハイパー空間封鎖 ☆☆☆☆

<<   作成日時 : 2017/06/15 22:18   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

(ハイパー空間封鎖 / H・G・エーヴェルス / ハヤカワ文庫SF 2017)

『ペリー・ローダン・シリーズ』の第546巻です。
前巻でカルデクの盾紛失事件は、大過なく収拾されたものの、またポルレイターが無理難題をふっかけて(笑)きます。

「ハイパー空間封鎖」:虎の王者キサイマン(実はソラナーの精神障害者マッカレン)に従うシスカ・タオミンをはじめとする少年少女たちは、旧世紀に銀河中に張り巡らされた謎の転送機ネットワークを、ステーションからステーションへと放浪していました。そして、さるステーションでキサイマンは偶然にも変異スプーディの除去に成功します。驚いたことに、スプーディを失ってもキサイマン(マッカレン)の変異した能力に変化は見られませんでした。キサイマンは、ローダンに協力すべくテラへ戻ることを決意します。
一方、ポルレイターのコロ=ソスは、セト=アポフィスの勢力に総攻撃をかけるべく、GAVOK(銀河種族尊厳連合)の保有する全宇宙船を徴発しようとしていました。スプリンガー、超重族、アラス、アコン人、新アルコン人、ウニト人、ブルー族、シガ人、エルトルス人、プロフォス人など、銀河の諸種族は一斉に反発し、巧妙なサボタージュに打って出ます。立腹したコロ=ソスは、地球を中心とした半径2万5千光年のハイパー空間を7日間にわたって封鎖するという懲罰を実施に移しますが、実行したルナの人口脳ネイサンがローダンによって反抗プログラミングされていたため、思わぬ状況が生じてしまいます。なんと、ハイパー空間封鎖の範囲は時間も空間もコロ=ソスが目論んだ10倍――つまり半径25万光年、期間は70日に及んでしまったのです。その範囲では、ハイパー空間を利用して飛行するメタグラブ・エンジンはすべて使用不能となり、銀河の交易は完全にストップしてしまいます。その先にあるのは破滅のみでした……。

「転送機ネット作戦」:ハイパー空間の思わぬ長期封鎖によって経済的壊滅の危機に見舞われた銀河系ですが、それを救う切り札となりそうなのが、キサイマン一党が調査を続けていた転送機ネットワークでした。このアコン製転送機はハイパー空間封鎖の影響を受けません。テラに帰還したキサイマンはローダンに進言し、アラスカが開発したマッピング装置を使って、未発見のステーションの探索に乗り出します。
さらに、ローダンの命令で、各地に放置されていた旧式の遷移型宇宙艦の現役復帰が進められ、わずかながら超光速飛行による運搬や連絡が可能となりますが、焼け石に水でした。
キサイマンと少年たちは、疫病に襲われたマゼラン雲の惑星に、間に合うように特効薬を届けるべく、惑星に繋がる転送ステーションの探索に奔走し、ウニト人の遷移式宇宙船は、爆発寸前の宇宙工場から乗員を救出すべく命をかけます。そして、銀河間空間で立ち往生した病院船は、ブルー族艦隊の独創的な工夫によって救われます。こういった種族を超えた協力と救出のドラマは、銀河の諸種族の精神的成熟をまざまざと示しており、感動的ですらあります。
また、テラに滞在中の細胞活性装置保持者が一堂に会するクリスマスパーティも、第1話から読み続けている身としては、とても感慨深いものがありました。

オススメ度:☆☆☆☆




ハイパー空間封鎖 (宇宙英雄ローダン・シリーズ546)
早川書房
H・G・エーヴェルス

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ハイパー空間封鎖 (宇宙英雄ローダン・シリーズ546) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ハイパー空間封鎖 ☆☆☆☆ イクシーの書庫/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる