イクシーの書庫

アクセスカウンタ

zoom RSS 美女の青い影 ☆☆☆

<<   作成日時 : 2017/04/25 19:16   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

(美女の青い影 / 平井 和正 / 角川文庫 1978)

作者のジュブナイル中短篇を集めた作品集。
巻末の「あとがき」によれば、最初からジュブナイルと意識して書いた作品は、本書と「超革中」だけとのこと。まあ、『幻魔大戦』にしろ『ウルフガイ』にしろ、読者の年齢層を限定しない(幅広い年齢層に読まれている)のが平井作品の特長かもしれません。実際、最初から“ジュブナイル”と決まってしまうと、制約が多い(使ってはいけない漢字とか、してはいけない描写(暴力系やエッチ系)とか)のは、間違いありませんから。
タイトル中篇「美女の青い影」からショートショートまで、6作品が収録されています。

「美女の青い影」:近所の“幽霊屋敷”にとびきりの美女が引っ越してきたという話は、佐伯高の中学でも噂になっていました。そんなある日、夜遅くお使いに出た高は、件の美女・後藤由紀子が苦しんでいるのに出会い、屋敷まで送っていくという貴重な経験をします。ルポライターをしている従兄弟の治夫は由起子に興味を持ち、高に頼み込んで由起子と面談するとともに、由起子の過去を探り始めます。一方、由起子の屋敷の周辺に、警察を名乗る怪しい男たちが出没し始めていました。治夫の調査によれば、彼らは警察ではなく、由起子が持っている最新の技術知識を狙う産業スパイとのことでした。やがて、産業スパイが屋敷に強引に侵入し、助けに駆けつけた高の前で、由起子の驚くべき正体が明かされることになります。

「赤ん暴君」:警察に保護された後、密室から消え失せた家出少年は、驚くべき手記を残していました。少年の弟、まだ赤ん坊のター坊は、頭を打ったのがきっかけで超知性と超能力(テレパシー、テレポーテーション、テレキネス、ヒュプノ、アポート、アスポートなど)が発現し、家族を思いのままにして君臨しているというのです。ター坊の行動はエスカレートし、最悪の場合は人類滅亡に至る可能性もありました……。

「人の心はタイムマシン」:未来では、人間の特定の記憶を消去できる技術が開発されています。その男性は、忘れられない初恋の相手の記憶を消してほしいと訴えるのですが――。

「月の恋」:未来の遠距離恋愛では、こんな悲喜劇も起こります。

「消去命令」:そのロボットは、安全な地下都市から危険な地表へ逃げ出した人間を保護する命令を与えられていましたが、やがて命令が変わる日がやってきました。

「その名はタミー」:少年の父は、妻(少年の母)の死から間もないうちに、妻とよく似た名前と声を持つ秘書を雇い、愛人にしているようでした。反発した少年は札付きの不良となり、ついには父の留守中に秘書のタミーもとに金をせびりに行きます。ところが――。

オススメ度:☆☆☆





美女の青い影 (角川文庫 緑 383-11)
角川書店
平井 和正

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 美女の青い影 (角川文庫 緑 383-11) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
美女の青い影 ☆☆☆ イクシーの書庫/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる