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zoom RSS 銀河乞食軍団13 ―異次元の美姫― ☆☆☆

<<   作成日時 : 2014/06/15 19:24   >>

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(銀河乞食軍団13 ―異次元の美姫― / 野田 昌宏 / ハヤカワ文庫JA 1992)

『銀河乞食軍団』の第13巻です。第2部が開幕した前巻に引き続き、“星涯”星系でも異変が次々に発生します。

惑星“星涯”のド田舎、鳴子地区(タンポポ村消失事件にからんで、星系軍とすったもんだを起こした村です)で有機肥料(と言えば聞こえはいいですが、要するに人糞を肥やしに使っている)で農業を営んでいる通称“コエタゴの猫八”こと鳥巣猫八は、山奥で拾った宇宙船の残骸と思われる金属タンクを肥桶として使っていましたが、ある日、その肥桶の底面にあり得ないものを見つけます。なんと、「ベルメスの顔」(こう聞いてピンと来る人は、かなりの怪現象マニアとお見受けします(^^;)もかくやという人面が浮かび上がっていたのです。しかも、その人面はなにか訴えているかのように口を動かしていました。
たまげた猫八は、首都の星涯市に肥桶を運び、軍に訴え出ますが、当然ながら門前払い。仕方なく、鳴子出身で今は宇宙船の解体業者をしている少女・黒猫のブチと相棒の雲呼のところへ泣きつきます。たまたま同席した番頭さンこと乞食軍団の星涯出張所長・柳谷貞吉のアイデアで、こういった怪現象のエキスパート・おなじみ赤星隆子教授に鑑定してもらったところ、次元重複現象によって人間と金属タンクが重なり合って存在しているのではないかと推測されます。おまけに、人面の唇の動きを分析したところ、人面は「マクナーラ」あるいは「マリネラ姫」と語っていることが判明しました。
物語は数週間フラッシュバックし、銀河中央星区を航行する宇宙船が舞台となります。マクナーラ星系の王女マリネラ姫が搭乗している宇宙船は、高次元波動に襲われて遭難し、ショックで記憶をほとんど失ったマリネラ姫は気がつくと、辺境星区の小惑星コムタンのスラム街をさまよっていました。悪党の阿漕麿にかどわかされそうになった姫は、なんとか脱出し、逃走の末、乞食軍団の貨物船“クロパン大王”に収容されます。星涯のサンタ・ヒミコ保養地区で罠をしかけ、姫を追ってきた阿漕麿を捕えようとした乞食軍団の若手が返り討ちに遭い、五郎八が消息を絶ってしまったのは前巻の通りです。阿漕麿に捕まって拷問にかけられようとしていた五郎八を救ったのは、ペンダント(マリネラ姫から阿漕麿が強奪したもの)に浮かび上がった人面のアドバイスでした。どうやらペンダントの人面は、姫と一緒に遭難した乳母の千鶴のようでした。おまけに、姫が持ち歩いていたハンドバッグの内部が、未知の砂漠惑星に通じていることも判明します。
同じころ、“星涯”星系の外惑星をつなぐ宇宙鉄道システムの軌道に不意に出現した氷塊が事故を誘発します。飛散した氷のかけらからは、未知の魚が発見されますが、特殊魚類研究所の調査部長、山本典子女史(いろいろいわくつきの経歴の持ち主のようです)明らかに“星涯”星系で進化した魚ではありませんでした。女史は凍結していた魚を何匹か解凍し、蘇生させますが、そのうちの一匹が逃げ出し、“星涯”の海に大騒動を起こします。赤星教授によれば、その魚も人間と魚が次元重複した“人面魚”(笑)だということでした。
たまたま(?)“星京”星系から視察のため“星涯”にやって来ていた石黒准将は、赤星教授に呼び出されます。どうやら、石黒准将の真の目的は、銀河を襲った異変に関係しているようでした……。

オススメ度:☆☆☆





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