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<<   作成日時 : 2009/09/09 18:15   >>

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(サイコ / ロバート・ブロック / 創元推理文庫 1999)

あまりにも有名なヒッチコック映画の原作小説です。実は、原作者がブロックだたっというのも、個人的には驚きだったのですが。映画自体も、じっくり腰をすえて見たことはなく(ずっと昔、テレビの洋画劇場でやっていたのを横目で見た程度)、今回初めて、じっくりとストーリーを追って行ったわけですが、実際に読んでみると、事前に抱いていたイメージとかなり違っていました。作中でも言及されている、この話のモデルとなった実在の猟奇殺人鬼エド・ゲインの所業と混同していたせいかも知れません。
さびれた街道筋でモーテルを営むノーマン・ベイツは、口うるさい過干渉な“母親”に悩まされつつ、孤独な暮らしをしていました。そんなある晩、若いOLのメアリが独りで宿を求めてきます。実はメアリは不動産屋の事務員でしたが、借金に悩む恋人サムを助けようと、会社から4万ドルという大金を盗んで、サムの住む町へ向かう途中、道に迷ったのでした。人恋しかったノーマンは、自宅にメアリを招いて夕食を共にします。その夜、シャワーを浴びていたメアリは、肉切り包丁で惨殺されてしまいます。ノーマンは証拠を隠滅し、何食わぬ顔で営業を続けます。
一週間後、サムのもとにメアリの妹ライラが訪れ、メアリが大金を持ち逃げして行方不明になっていることを告げます。地道に工具屋を営むサムは驚くばかりですが、やがて保険屋の探偵アーボガストまでが捜査のために現れ、事態は深刻の度を増してきます。それでも警察に告げるなど具体的な行動に出ないサムに、ライラはやきもきするばかり。しかし、近辺を聞き込みに行っていたアーボガストが、ベイツ・モーテルにメアリが泊まっていた証拠を入手したという電話をよこしたきり、行方をくらませてしまいます。
保安官も通り一遍の対応しかしてくれず、しびれを切らしたライラに説得されて、サムはライラとふたりでベイツ・モーテルを調査に出かけます。そこで待っていたものは――。
異常心理を扱ったサイコ・サスペンスであると同時に、これは叙述トリックを使った一種のミステリでもあることが、読んで初めてわかりました。予備知識なしで向き合う方がいいと思います。
ブロックは、「サイコ2」「サイコハウス」も書いています。また、ハヤカワ文庫版「サイコ」は、翻訳者が違いますが(あちらは福島正実さんによる初めての邦訳)、同じ作品です。

オススメ度:☆☆☆☆




サイコ (創元推理文庫)
東京創元社
ロバート ブロック

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